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トラックとカーブを描く競技場の端を望む、パナシナイコ競技場の大理石の観客席
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パナシナイコ競技場(カリマルマロ)の見学ガイド

📅 2026年4月28日 ⏱️ 5分で読めます ❤️ キャシー
カリマルマロはアテネでもとくによく知られた場所のひとつですが、外から写真を撮るだけで通り過ぎてしまう方も少なくありません。それではもったいない場所です。古代にルーツを持ち、近代オリンピックの歴史が刻まれ、大理石の観客席が残る競技場で、スポーツにあまり興味がなくても訪ねる価値があります。

ひとつの競技場がたどった4つの時代

馬蹄形をしたこの場所は、古代から競技会や公的な式典と結びついてきました。現在の姿の多くは19世紀の再建によるものです。歴史は大きく4つの時期に分けられます。

  1. 紀元前330/329年 — アテネの弁論家で政治家のリクルゴスが最初に建設し、女神アテナをたたえるパナシナイコ競技会の会場としました。
  2. 西暦140〜143年 — ヘロデス・アティコスが全面的に建て替え、大パナシナイア祭にあわせて観客席を白いペンテリコン産大理石で覆いました。「美しい大理石」を意味するカリマルマロという呼び名は、この時代に由来します。
  3. 1869/1870年 — 地中に埋もれていた遺跡を、ドイツ人建築家エルンスト・ツィラーが初めて組織的に発掘しました。
  4. 1895〜1896年 — ギリシャ系エジプト人の篤志家ゲオルギオス・アヴェロフの資金により、第1回近代オリンピックに間に合うよう全面を大理石で再建しました。

1896年以降、この競技場は近代オリンピックの象徴的な場所となりました。第1回近代オリンピック、1906年の中間オリンピック、2004年のアテネ大会、そして聖火にまつわる式典と深く結びついています。遺跡の古代の起源と同じくらい、この近代の歴史も大切な見どころです。

競技場の中で見られるもの

大理石の観客席

競技場でもっとも印象的な光景は、馬蹄形に長く続く白いペンテリコン産大理石の観客席です。下のほうの列にしばらく腰かけて、急がずにトラックを眺めてみてください。

トラック

トラックの上を歩くこともでき、現代の競技場とはまるで違うことにすぐ気づくはずです。カーブは急で、形は今日の陸上競技の基準ではなく、この場所の歴史的な形に沿っています。

スフェンドネ(王の席)

馬蹄形の閉じた端にある大理石のボックス席は、1896年に国王が座った席で、いちばん写真に撮られている場所です。実際に座ることもできます。

オリンピック聖火トーチのトンネル

観客席の下には、オリンピックの聖火トーチや近代の大会に関する展示を収めたトンネルがあります。ぜひ見逃さないでください。見学に奥行きを与えてくれる場所のひとつです。

アヴェロフの像

入口の外には、彫刻家ゲオルギオス・ヴルトスによるゲオルギオス・アヴェロフの大理石像が立っています。1896年から、再建の費用を出した人物への感謝を伝え続けています。

ヘルメスの柱像

ヘルメスの頭部をのせた古代の柱で、1869年の発掘で見つかりました。ヘルメスは競技者の守護神で、この柱はもともと古代のトラックの中心軸上に立っていました。

📍 Angels Athensからパナシナイコ競技場(カリマルマロ)へ

Iouliánou 50のアパートメントからの道のりを地図でご確認ください。地図はドラッグやズームで詳しく見られます。

Angels Athens · Iouliánou 50 パナシナイコ競技場・カリマルマロ

オーディオガイドはぜひ利用しましょう

おすすめする理由

訪れた日にオーディオガイドがあれば、ぜひ借りてください。競技場は一見シンプルですが、古代の競技場、ローマ時代の大理石の競技場、発掘、再建、1896年のオリンピック、近代の式典と、それぞれの時代を知って初めて歴史が見えてきます。案内がないまま15分ほどで出てしまう方も多いのです。

見学の基本情報

  • 住所: パンクラティ地区、ヴァシレオス・コンスタンティヌ大通りの突き当たり。シンタグマ広場から国立庭園を抜けて歩くと約15分、地下鉄アクロポリ駅(2号線・赤線)からも徒歩約15分です。トラムの最寄り駅は「ザッペイオ」です。Angel Athensからは、地下鉄1号線でヴィクトリアからオモニアへ行き、2号線に乗り換えてシンタグマで降り、庭園を歩くのがいちばん簡単です。
  • 開場時間: 季節によって変わり、レースやコンサート、式典の影響を受けることもあります。出かける前にpanathenaicstadium.grでご確認ください。
  • チケット: 一般料金と割引料金があります。条件は公式サイトで確認してください。
  • 予約: ふつうの見学であれば、たいてい難しくありませんが、イベントのある日はルールが変わることがあります。

ランナーにとっての聖地

ランナーにとってカリマルマロは特別な場所です。マラトンからパナシナイコ競技場までを結ぶアテネ・オーセンティック・マラソンのフィニッシュ地点だからです。大会の週末にアテネにいらっしゃる場合は、道路の通行止めや交通の変更をご確認ください。走らない人にとっても、ゴール付近の雰囲気は格別です。

撮影のヒント

  • ベストアングル: 南側の大理石の席から北へ、競技場のカーブに沿って眺める構図です。下にトラック、後ろに国立庭園の木々が入ります。
  • 定番のショット: 閉じた(馬蹄形の)端の最後列から、トラックと、その向こうに広がる街並みを収める構図です。
  • 外から: 外観のおすすめは、ヴァシレオス・コンスタンティヌ大通りの向かいにある小さな公園です。ファサード全体とアヴェロフの像をいっしょに撮れます。

あわせて訪ねたい場所

カリマルマロは国立庭園のはずれ、パンクラティ地区のすぐそばにあります。自然な散策ルートは次のとおりです。

  1. シンタグマ広場から出発して、国会議事堂の衛兵交代式を見ます。
  2. 国立庭園を南へ抜けて、ザッペイオン(ザッペイオ館)まで歩きます。
  3. ザッペイオンから約5分でカリマルマロです。
  4. 見学のあとは、西へ徒歩10分ほどでオリンピア・ゼウス神殿とハドリアヌスのアーチです。

または、そのままパンクラティへ足を延ばして、食事やコーヒーもおすすめです。観光客でにぎわうアクロポリスとプラカの動線から少し離れたいときにも向いています。

よくある質問

世界で唯一の総大理石の競技場というのは本当ですか?

現在の競技場の姿を決めているのは、観客席のペンテリコン産大理石と19世紀の再建です。それがカリマルマロという名前の由来でもあります。中に入ると、競技場としては珍しいほど、まぎれもなく大理石の空間だと感じられます。

トラックを走ってもいいですか?

トラックを歩くことは見学に含まれています。走るなど、それ以上の動きをしたいときは、スタッフの指示に従い、すり減りの原因になりそうな靴や道具は避けてください。

スポーツに興味がなくても行く価値はありますか?

はい。建築と歴史だけでも、短くても充実した見学になります。オーディオガイドを使えば滞在も長くなりますし、写真だけが目的なら、あっという間に終わってしまうかもしれません。

コンサート会場にもなりますか?

ときにはなります。大きなイベントやコンサートが開かれることがあり、通常の見学時間に影響する場合があります。出かける前に、必ず公式サイトを確認してください。

出典:

— キャシー