🚦 借りる価値がある場合と、ない場合
シンタグマ、プラカ、モナスティラキ、プシリ、クカキ、ヴィクトリアのあたりに滞在するなら、車はむしろ負担になります。距離は短く、地下鉄でどこへでも行けますし、駐車は有料で、ダクティリオス規制区域のルールもあります。一方、スニオン岬、デルフィ、ペロポネソス半島、メテオラ、アッティカ東部のビーチなど、市外へ出かけるなら、車があれば旅の自由度がまるで変わります。
❌ 車がいらないのは、こんなとき
- アテネに2〜4日だけ滞在し、アクロポリス、博物館、プラカ、リカヴィトスの丘を見て回る。
- 空港やピレウスへ行く。地下鉄、X95バス、定額タクシーのほうが安く、手間もかかりません。
- リヴィエラのビーチ(グリファダ、ヴーラ、ヴリアグメニ)へ行く。トラムと海沿いのバスで足ります。
- スクーターやバスが多い混雑した道や、狭い道を運転した経験がない。
- 夜にワインを気兼ねなく楽しみたい。飲酒運転の基準は血中アルコール濃度0.5 g/l(新規運転者は0.2)です。
✅ 車があると便利なのは、こんなとき
- ビーチに立ち寄りながらスニオン岬へ行き、ポセイドン神殿の夕日を見たい。
- デルフィへ向かう途中で、アラホヴァ、オシオス・ルカス修道院、ガラクシディにも寄りたい。
- コリントス、ミケーネ、ナフプリオ、エピダウロス、モネンヴァシアを回る、ペロポネソス半島3〜5日周遊をする。
- 公共交通機関のないビーチへ行きたい。たとえばミクロ・セシ、スキニアス、レグレナなど。
- 子ども連れ、または荷物が多く、自由に動きたい。
- メテオラ、デルフィ、ピリオンを1回のドライブ旅行で組み合わせたい。
💡 ほぼ全員におすすめしている「ハイブリッド」の使い方
アテネ到着後の数日は、車を借りません。遠出する日になったら、市内の営業所(シングルー通りやアマリアス通り)か空港で受け取り、最終日に返却します。空港から出国するなら、そのまま空港で返すのがいちばん簡単です。こうすれば、車が本当に役立つ日の分だけ、レンタル料金、保険、駐車代を払えば済みます。
🏢 レンタカー会社:空港と市内
アテネ「エレフテリオス・ヴェニゼロス」空港では、大手各社のカウンターが到着ホールの中、出口3と4の間にあり、シャトルは必要ありません。格安系の会社はスパタ、パイアニア、コロピなど空港の外に営業所があり、自社のミニバスで通常10〜20分かけて送迎してくれます。市内では、多くの会社がシングルー通り(アクロポリ駅/シングルー・フィックス駅近く)とアマリアス通り(シンタグマ)に営業所を構えています。
| 会社 | 空港(カウンターと営業時間) | 電話 | アテネ市内 | サイト | |
|---|---|---|---|---|---|
![]() | Sixt | 到着ホール、出口3〜4・24時間営業 | +30 210 353 0556 | 11 Syngrou Ave & Lempesi(アクロポリ駅)・08:00〜21:00 | sixt.com |
![]() | Avis | 到着ホール・24時間営業 | +30 210 353 0578本社:210 687 9800 | 48 Amalias Ave(シンタグマ)・210 322 495184 Syngrou Ave・210 921 2605 | avis.gr |
![]() | Hertz (Autohellas運営) | 到着ホール・08:00〜21:00 (営業時間外は事前の相談で対応) | +30 210 353 4900本社:210 626 4000 | 12 Syngrou Ave・210 922 0102・21:00まで | hertz.gr |
![]() | Europcar | 到着ホールでスタッフが出迎え+駐車場までシャトル・07:00〜23:00 | +30 210 921 1444本社:211 190 3000 | Syngrou Ave(クカキ)・予約時にご確認ください | europcar.gr |
![]() | Enterprise / Alamo / National | 到着ホール・24時間営業 | +30 216 002 4343National:210 353 3323 | Syngrou Ave・本社経由 | enterprise.gr |
![]() | Budget | 到着ホール・24時間営業 | +30 210 353 0553 | 84 Syngrou Ave(Avisと共用) | budget.gr |
![]() | Thrifty | 到着ホール・08:00〜21:00 | +30 211 103 0650 | 12 Syngrou Ave(Hertzと共用) | thrifty.gr |
![]() | Auto-Union ギリシャ系 | 空港外(パイアニア〜マルコプーロ街道の7km地点)・無料シャトル | +30 210 602 0162 | Syngrou Ave・予約時にご確認ください | autounion.gr |
![]() | Green Motion | 空港外(114 Varis–Koropiou Ave)・シャトルあり・08:00〜21:00 | +30 210 602 2300 | — | greenmotion.com |
掲載内容は2026年9月に、各社のウェブサイトと空港ガイドで確認したものです。営業時間は季節によって変わりますので、予約確認メールでご確認ください。空港の外には、Goldcar、Centauro、Carwiz、Abbycar、Payless、Fireflyもあります(いずれもシャトルあり)。
大手の国際系、ギリシャ系、比較サイト、どれがいい?
🌍 国際系(Sixt、Avis、Hertz、Europcar、Enterprise)
空港内にカウンターがあり、車両が新しく、条件も明確で、24時間のロードサービスがつきます。料金は通常10〜30%高めで、フルカバー保険をつけないとデポジットも多くなります。
🇬🇷 ギリシャ系(Auto-Union、Avance、Drive、Caravelなど)
料金は手頃で、フルカバー保険がデポジットなしでパッケージに含まれることも多く、対応も人情味があります。車の年式と、営業所が空港の外にあるかどうかは確認しておきましょう(シャトルの分、+20分かかります)。
🔎 比較サイト(Discover Cars、Rentalcars、Kayak)
料金の比較には便利です。ただし、比較サイトの「フルカバー保険」は後から払い戻される方式です。カウンターでは、それでもデポジットの全額がカードに保留されます。
🏷️ 激安系(Goldcar、Green Motion、Carwiz)
検索サイトに出てくる、1日€5〜9という料金のレンタカーです。利益はカウンターで出す仕組みで、1日€20〜30の保険を勧められたり、燃料の前払いや高額のデポジットを求められたりします。予約する前に、口コミを読んでください。
💶 車種と季節ごとの料金
アテネのレンタカー料金は、航空券のように動きます。季節、予約の早さ、借りる日数で変わります。2026年9月の空港受け取りの平均料金は、1日あたり約€33、1週間で€195でした。最も安いミニカーは€7から(オフシーズンの特別価格で保険なし)、最も高い大型ピックアップは€95まで幅があります。下の表は、2〜4週間前に予約した場合の現実的な料金で、基本保険(CDW)つき、走行距離無制限です。
| 車種(例) | ❄️ ローシーズン 11〜3月 | 🌸 ミドルシーズン 4〜5月、10月 | ☀️ ハイシーズン 6〜9月 | 1週間(ハイシーズン) | |
|---|---|---|---|---|---|
![]() | ミニ Fiat Panda、Toyota Aygo、Kia Picanto | €15–25 | €22–35 | €35–55 | €220–330 |
![]() | エコノミー VW Polo、Opel Corsa、Peugeot 208 | €18–30 | €25–40 | €40–65 | €260–400 |
![]() | コンパクト VW Golf、Toyota Corolla、Seat Leon | €22–35 | €30–50 | €50–80 | €320–500 |
![]() | コンパクト(オートマチック) | €30–45 | €40–60 | €60–95 | €400–600 |
![]() | 小型SUV Nissan Juke、VW T-Cross、Dacia Duster | €30–50 | €45–70 | €70–120 | €450–750 |
![]() | 7〜9人乗りバン Citroën Spacetourer、VW Caravelle | €55–90 | €80–120 | €120–200 | €800–1,300 |
![]() | カブリオレ/プレミアム Mini Cabrio、BMW 3、Mercedes C | €50–80 | €70–110 | €110–180 | €700–1,200 |
2026年の1日あたりの目安料金です。Sixt、Avis、Hertz、Europcarの公表料金と比較サイトをもとに、アテネ空港での受け取りを想定しています。ギリシャ系の会社は、10〜20%安いことがよくあります。市内での受け取りは、空港の追加料金がない分1日€5〜10安くなりますが、在庫は少なめです。
料金に上乗せされるもの(オプション)
| オプション | 目安の料金 | キャシーのひとこと |
|---|---|---|
| フルカバー保険(SCDW/免責額ゼロ) | €8〜20/日 大手では€25〜30まで | ほぼ必ず入る価値があります。理由は下をご覧ください。 |
| 追加の運転者 | €4〜8/日 配偶者は無料のことも多いです | メテオラやペロポネソス半島のような長いルートでは、とても助かります。 |
| 21〜24歳の運転者 | €5〜15/日 | 追加の運転者にも適用されます。25歳未満には、SUVやプレミアムクラスを貸さない会社もあります。 |
| チャイルドシート/ブースターシート | €5〜8/日 上限が€50〜70になることも多いです | 身長135cm未満の子どもには必須です。車と一緒に予約してください。 |
| GPS | €5〜8/日 | 必要ありません。オフラインのGoogle Mapsとスマートフォンのホルダーで十分です。 |
| 別の場所での返却(ギリシャ国内の乗り捨て) | €30–120 | 例:アテネで借りてテッサロニキで返却。空港↔市内の乗り捨ては、無料の会社が多くあります。 |
| 営業時間外の受け取り | €20–50 | 遅い時間に到着するなら、24時間対応のカウンターがある会社がおすすめです。 |
| フェリー利用の許可 | €0〜30+書面での承認 | 承認がないと、フェリーの上でも島でも保険が無効になります。 |
| スノーチェーン(冬、山岳部) | €5〜10/日 | 12〜3月のアラホヴァ、パルナッソス山、メツォヴォには欠かせません。 |
実際の費用の例:6月のペロポネソス3日間、2名
エコノミークラスのマニュアル車3日間 3×€45=€135・フルカバー保険 3×€12=€36・アテネ〜ナフプリオ〜モネンヴァシア〜アテネの通行料約€25・約650kmのガソリン代約€65・ナフプリオでの駐車2泊分約€10。合計は2人で約€270、つまり1人1日あたり約€45です。団体ツアーなら、1人1日€90〜120かかります。
🛡️ 保険・免責額・デポジットの本当の意味
間違いが最も多いのが、ここです。ギリシャでは、どのレンタカーにも対人賠償責任保険が必ず含まれます。一方、車両そのものについては、次のようになっています。
| 用語 | 意味 | 損害が出たときの自己負担額 |
|---|---|---|
| CDW Collision Damage Waiver(車両損害免責) | 基本的な車両損害の補償で、通常は料金に含まれています。 | 免責額を負担します。ミニ・エコノミーで€600〜1,500、SUV・プレミアムで€1,500〜3,000です。 |
| TP Theft Protection(盗難補償) | 盗難の補償で、免責額があります。 | 免責額はCDWと同程度です。 |
| SCDW / FDW / Zero Excess | フルカバー保険で、免責額がなくなるか、€0〜150まで下がります。 | €0〜150です。通常、タイヤ、ガラス、車の下回り、ミラー、鍵は補償の対象外です。「WUG」や「プレミアム」のプランがあるか、確認してください。 |
| WUG Wheels, Underbody, Glass(タイヤ・下回り・ガラス) | タイヤ、下回り、ガラスの追加補償です。 | ビーチへ続く未舗装路や山道を走るなら役立ちます。 |
| PAI Personal Accident(搭乗者傷害) | 運転者と同乗者のための傷害保険です。 | 旅行保険に入っていれば不要です。 |
| デポジット | 運転者のクレジットカードに保留される金額です。 | 免責額+燃料代と同額で、基本保険なら€300〜1,500、フルカバー保険なら€0〜300です。5〜15日以内に解除されます。 |
クレジットカードや比較サイトの保険では、デポジットは免除されません
Discover CarsやRentalcarsで「フルカバー保険」を買った場合や、カード付帯の補償を当てにしている場合でも、カウンターでは免責額の全額(たとえば€1,200)が保留されます。損害が出たときは、まずレンタカー会社に支払い、その後で書類をそろえて払い戻しを請求します。きちんと戻ってきますが、手間と、カードの利用可能枠が必要です。心配せずに旅を楽しむなら、レンタカー会社自身のフルカバー保険がいちばん簡単です。
📄 必要書類、年齢、カード:持っておくべきもの
🪪 運転免許証
有効で、取得から1年以上たっていること(プレミアムクラスは2〜3年必要な会社もあります)。EU/EEA加盟国の免許証は、そのまま使えます。アメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリス、アジアなどの免許証の場合、ほとんどの会社が自国の免許証に加えて国際運転免許証(IDP)を求めます。ギリシャでは発行されませんので、出発前に取得してください。
🎂 年齢
ほとんどの会社で最低年齢は21歳です(Avis/Budgetは23歳のことが多いです)。25歳までは若年ドライバー料金がかかります。会社によっては上限が70〜75歳だったり、高齢者向けの追加料金があったりします。支払う前に確認してください。
💳 クレジットカード
主な運転者本人の名義で、デポジットに足りる利用可能枠が必要です。デビットカードを受け付ける会社は少なく、フルカバー保険をつけた場合に限られます。プリペイドカード(Revolut、Wise)はデポジットで断られることが多いので、予備のカードを用意しておきましょう。
🛂 身分証明書/パスポート
原本が必要で、写真では受け付けてもらえません。免許証、身分証明書、レンタル契約書は、常に車の中に置いておいてください。交通警察の検問で提示を求められます。
🛣️ 通行料金と燃料費:予算の目安
ギリシャの高速道路は整備が行き届いていて安全ですが、一定の間隔で料金所があります。支払いは係員のいるレーンで、現金かカードで行います(e-PASSレーンは登録者専用なので、うっかり入らないようご注意ください)。空港と市内を結ぶアッティキ・オドスは、走行距離に関係なく、入口ごとの定額制です。
| 区間(アテネ発) | 距離 | 所要時間 | 通行料金(片道) | ガソリン代(小型車) |
|---|---|---|---|---|
| 空港 → 市内(アッティキ・オドス) | 35km | 35–50′ | ~€2.80 | ~€4 |
| スニオン岬(海岸沿いの道) | 70km | 1h 20′ | €0 | ~€8 |
| コリントス/運河 | 85km | 1h 10′ | ~€6–7 | ~€9 |
| ナフプリオ | 145km | 2h | ~€10–12 | ~€16 |
| デルフィ(テーベ経由) | 180km | 2h 30′ | ~€5–7 | ~€20 |
| パトラ(オリンピア・オドス) | 215km | 2h 30′ | ~€15–17 | ~€24 |
| カラマタ | 240km | 2h 45′ | ~€18–20 | ~€27 |
| メテオラ/カランバカ | 350km | 4h | ~€20–24 | ~€39 |
| テッサロニキ | 500km | 5h | ~€30–35 | ~€55 |
2026年時点の乗用車(区分2)の金額の目安です。ガソリンは1リットル€1.85、燃費は100kmあたり6リットルで計算しています。Googleマップにはルートごとの通行料金の目安が表示されるようになりました。設定で有効にしてください。
燃料のこと:知っておきたいルール
- 2026年の価格:無鉛95は1リットルあたり約€1.75〜1.95、ディーゼルは€1.55〜1.75です。島や高速道路沿いは10〜15%高くなります。アテネ市内では、パティシオン通り、アハルノン通り、シングルー通りのスタンドが比較的安めです。
- 「満タン返し」の契約:唯一、公平な方式です。満タンで借りて満タンで返し、最後の給油のレシートを保管しておきましょう(空港近くのスタンドはスパタやコロピ)。「空で返す方式」や「燃料前払い」は避けてください。1リットルあたり給油所の価格より20〜40%高く請求され、使い切れなかった分の返金もありません。
- セルフ式のスタンドではありません。係員が給油してくれるので、「満タン、無鉛で」と伝えます(ギリシャ語で"jemáto, amólivdi")。正しい燃料が入ったか、必ず確認してください。燃料の入れ間違いは、どの保険でも補償されません。
- 電気自動車:アッティカには充電器がかなり増えました(DEI blue、Protergia、Plugshareアプリなど)。ただし、ペロポネソス半島や山間部へ行くなら、充電のために停まる場所をあらかじめ計画しておいてください。ノルウェーほどには整っていません。
🅿️ ダクティリオス(中心部の通行規制)とアテネの駐車
「ダクティリオス」とは何か、旅行者に関係はあるのか
小ダクティリオスは市の中心部のゾーンです(アレクサンドラス大通り、メソゲイオン大通り、ヴァス・ソフィアス大通り、シングルー通り、ピレオス通り、イエラ・オドス通り、コンスタンティヌポレオス通り、パティシオン通り/10月28日通りに囲まれた内側)。9月下旬から7月中旬までの平日、月〜木の7:00〜20:00と、金曜の7:00〜15:00は、日付に応じて奇数か偶数のナンバーの車だけが通行できます(奇数の日は奇数ナンバー)。8月、週末、祝日は対象外です。
- 対象外となるのは、電気自動車、プラグインハイブリッド車、天然ガス車、新しい低排出ガス車(CO₂排出量の少ないユーロ6)です。ハイブリッド車を指定しておけば、ほぼ影響を受けないでしょう。
- レンタカーは自動的に対象外になるわけではありません。借りる車がダクティリオスに自由に入れるかどうか、レンタカー会社に確認してください。罰金は€100で、事務手数料が加わり、あとからお客様に請求されます。
- 実際のところ:「ハイブリッド方式」(遠出の日だけ車を使い、シングルー通りか空港で受け取る)なら、ダクティリオスを気にする場面はまったくありません。
駐車:ラインの色の意味
| 表示 | 意味 | 料金 |
|---|---|---|
| ⚪ 白線 | 来訪者用の管理駐車(アテネ市) | 1時間あたり約€1〜2、最長3時間。アプリか、キオスクで買うスクラッチカードで支払います。月〜土の9:00〜21:00。 |
| 🔵 青線 | 許可証をもつ住民専用 | 罰金€40〜80。ナンバープレートが撤去される場合もあります。 |
| 🟡 黄線 | 駐車禁止/荷さばき・業務用 | 罰金とレッカー移動。 |
| 🅿️ 民間の駐車場 | シンタグマ、プラカ、オモニア、ヴィクトリア、ペディオン・トゥ・アレオス公園周辺の駐車場 | 1時間€3〜6 · 24時間€18〜35 · 週単位・月単位の料金ならもっと割安です。 |
| 🚇 地下鉄のパーク・アンド・ライド | ドゥキシス・プラケンティアス、ハランドリ、ノミスマトコピオ、シングルー・フィックス(OASA) | 地下鉄のチケットがあれば1日約€3〜5。車で市内に入るなら、いちばんおすすめの方法です。 |
プラカ、モナスティラキ、クカキでは、路上の空きスペースを探しても見つかりません。まっすぐ駐車場へ向かいましょう。バンで入る場合は、入る前に車高制限を確認してください(地下駐車場には、1.90〜2.00mまでというところが多くあります)。
🗺️ 車で回る価値のあるルート
1. スニオン岬とアテネ・リビエラ(1日)
車を借りた初日にいちばん行きやすい遠出です。ポセイドノス大通り → ヴリアグメニ → ヴァルキザ → ラゴニシ → サロニダ → スニオン岬というルートです。昼は海辺で過ごし、日没にポセイドン神殿を訪ねます(入場料€10、日没まで開いています)。魚料理は、レグレナかアナヴィソスで。帰りはラヴリオ〜マルコプーロ経由にすると、違う景色が楽しめます。こんなふうに好きな場所で停まれるバスはありません。
2. デルフィ、アラホヴァ、ガラクシディ(1〜2日)
アテネ → テーベ → リヴァディア → アラホヴァ(コーヒーを飲みに立ち寄る山の村) → デルフィ(遺跡と博物館の共通券は€12) → 海辺で魚を味わうガラクシディ、という行程です。バスで行けるのは、アテネ〜デルフィの直行便だけです。冬はスノーチェーンについて確認しておきましょう。パルナソス山には雪が降ります。
3. ペロポネソス半島周遊(3〜5日)
- 1日目:アテネ → コリントス運河(15分ほど停車) → 古代コリントス → ミケーネ → ナフプリオ泊
- 2日目:エピダウロス(古代劇場。夏は公演があります) → ナフプリオ(パラミディ要塞、旧市街)
- 3日目:ナフプリオ → モネンバシア(2時間30分) → 城塞の町に宿泊
- 4日目:ミストラ → スパルタ → アテネへ戻る(3時間)、またはマニ半島へ。
道路はよく整備されていますが、マニ半島やアルカディアの山間部では、Googleマップの所要時間は楽観的です。2割ほど多めに見ておきましょう。
4. メテオラとデルフィ(2〜3日)
1日目:アテネ → デルフィ → カランバカ(午後は、夕日に染まる岩山で過ごします)。2日目:午前中に修道院を訪ねます(大メテオロン修道院、ヴァルラアム修道院、ルサヌ修道院。入場料は各€3で、休館日はそれぞれ異なります) → 帰りはラミアかペリオン山経由で。電車ならアテネ〜カランバカ間は約5時間の直通ですが、デルフィと組み合わせられるのは車だけです。
5. アッティカ東部のビーチ(半日〜1日)
スキニアス(松林と遠浅の海で、お子さま連れに最適)、マラトン(墳丘と博物館)、グラマティコにあるミクロ・セシ、マラトン湖があります。いずれもIoulianou 50から40〜50kmで、マラトノス大通りを通れば通行料はかかりません。日曜の午後の帰りは避けましょう。アテネ方面は大渋滞になります。
⛴️ レンタカーでフェリーに乗る・島へ行く
いちばん多い誤解が、「アテネで借りた車をナクソス島に持っていこう」というものです。ほとんどの会社は、車をフェリーに載せることを禁止しているか、書面での許可と追加料金がある場合に限って認めています。たとえばBudgetは、契約条件にはっきり記載しています。許可がなければ、スロープに乗り入れた瞬間から保険は無効になります。
| ピレウス発の航路 | 車の運賃(片道) | 損得の目安 |
|---|---|---|
| エギナ島/アギストリ島 | €25–35 | 車を載せての日帰りも理にかなっています。小さな島で、運賃も安いからです。 |
| パロス島/ナクソス島 | €80〜110(通常船) · €130〜160(高速船) | 現地で借りる(1日€25〜45)ほうが、車の運賃2回分より安くつきます。 |
| サントリーニ島/ミコノス島 | €100–130 | 迷わず現地で借りましょう。どちらの島も駐車場所に困ります。 |
| クレタ島(イラクリオン/ハニア) | €90–120 | 10日以上の長いロードトリップで、アテネに戻ってくる場合に限ります。それ以外は、クレタ島で借りましょう。 |
全長4.25mまでの車の、2026年の目安です。同乗者の運賃は別になります。情報とチケットは、フェリー会社(Blue Star、SeaJets、Hellenic Seaways)か、ferryhopperで確認できます。
🪤 落とし穴と、受け取り・返却のチェックリスト
よくある8つの落とし穴
- 「€6」という価格。保険も空港手数料も含まれていません。必ず、フルカバーの保険を付けた最終的な合計額で比べましょう。
- 窓口でのアップグレードや保険のしつこい勧誘。「結構です、保険には入っています」と丁寧に断れば大丈夫です。バウチャーは印刷して持っていきましょう。
- 燃料の前払い。必ず「満タン返し」で。
- 返却時に「見つかる」傷。対策は、受け取り時に日時の入った写真や動画を撮っておくことです。
- 走行距離の制限。安い会社には、1日100〜200kmまでというところがあります。ペロポネソス半島へ行くなら、無制限を選びましょう。
- 違反処理の手数料。ダクティリオスのカメラ、未払いの通行料、青線への駐車などは、罰金に€25〜50の「事務手数料」が加わって、数か月後に届きます。
- 返却の遅れ。30〜59分を超えて遅れると、1日分が請求されます。空港までの渋滞も見込んでください(アッティキ・オドスは、ラッシュ時に市内から45分かかります)。
- 追加ドライバーの未申告。その人が運転して事故が起きた場合、保険は適用されません。
受け取り時のチェックリスト(5分で、数百ユーロの節約に)
- 車のまわりを360°撮影した動画。すべての傷、ホイール、フロントガラス、ミラーをアップで映しておきます。
- ダッシュボードの写真:走行距離、燃料計、時刻。
- すべての傷が、口頭だけでなく契約書の車両図に記入されているか確認します。
- スペアタイヤか修理キット、停止表示板、反射ベスト、消火器、救急箱(ギリシャでは装備が義務です)。
- 駐車場を出る前に、チャイルドシートが正しく取り付けられているか確認します。
- 24時間対応のロードサービスの電話番号を、スマートフォンに保存しておきます。
- 「ダクティリオスに入れますか。フェリーに乗せてもいいですか。返却場所の近くのガソリンスタンドはどこですか」と聞いておきます。
- 返却時は、「新たな傷なし、燃料は満タン」という書面での確認をもらい、もう一度写真を撮っておきます。
旅行者が驚く運転ルール
- 制限速度:市街地は50km/h、一般道は90km/h、高速道路は110〜130km/hです(100km/hの区間とカメラがあるので注意)。アッティキ・オドスは120km/hで、区間平均速度のカメラがあります。
- 飲酒運転:血中アルコール濃度は0.5g/lまで(免許取得から2年未満は0.2)。金曜と土曜の夜は、検問が頻繁にあります。
- 携帯電話:ハンズフリーのみ。違反すると、罰金€350と30日間の免許停止になります。
- ギリシャのラウンドアバウト:しばしば、すでに環道を走っている車ではなく、これから進入する車に優先権があります。STOPの標識を確認してください。
- スクーターは四方から追い越してきます。車線を変えるたびに、ミラーを確認してください。
- 高速道路の右車線:ギリシャの人は、追い越しをさせるために路肩を走ることがよくあります。真似をする義務はありません。
- 事故:車を動かす前に、112(警察は100)とレンタカー会社のロードサービスに連絡してください。警察の事故証明がないと、保険金が支払われないことがあります。
🏠 車でAngel Athens(Ioulianou 50)へ
ゲストにお伝えしていること
- 空港から:アッティキ・オドス → 8番出口(キフィシアス) → アレクサンドラス大通り → パティシオン通り → イウリアヌ通り。所要時間は約40分、通行料は€2.80です。パティシオン通りは交通規制が変わるので、GPSの案内に従ってください。
- 駐車:当館には専用の駐車スペースがありません。ヴィクトリア周辺は路上駐車が難しく、ペディオン・トゥ・アレオス公園の近くやパティシオン通りに駐車場があります(24時間€18〜25)。到着前にご連絡ください。空きがあるのはどこか、連泊向けの割引があるのはどこかをお伝えします。
- ダクティリオス:10月28日通り(パティシオン通り)が規制ゾーンの境界で、当館のあたりはちょうどその端に位置します。ご利用の道と日付については、お気軽にご相談ください。
- いちばんのおすすめ:遠出をする日に、シングルー通りのSixt、Hertz、Avisで車を受け取り(地下鉄で10分:1号線でオモニアへ → 2号線でアクロポリ/シングルー・フィックスへ)、その日の夜か、ツアーの終わりに返却します。これなら、アテネ市内の駐車料金は一切かかりません。
❓ よくある質問
アテネ中心部で車は必要ですか?
いいえ。アクロポリス、プラカ、シンタグマ、モナスティラキ、博物館めぐりなら、地下鉄、トラム、徒歩で十分です。車が役に立つのは、市外へ出かける日だけです。
アテネのレンタカー料金はいくらですか?
2026年の目安は、基本保険つきのマニュアル小型車で、冬が1日€15〜25、7〜8月が€35〜55です。オートマチック車やSUVは30〜60%高くなります。1週間借りると、1日あたりの料金が15〜25%下がります。
ギリシャで国際運転免許証は必要ですか?
EU/EEA加盟国の免許証なら不要です。EU域外(アメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリス、アジアなど)の免許証の場合、ほとんどの会社で自国の免許証に加えて国際運転免許証(IDP)が必要です。IDPは旅行前に自国で取得します(例:アメリカならAAA、イギリスなら郵便局)。
マニュアルとオートマチック、どちらがいいですか?
ギリシャのレンタカーはマニュアル車が中心で、夏はオートマチック車から先に売り切れます。マニュアル車を運転しない方は、1〜2か月前に予約し、予約内容が「or similar(同等車種)」ではなく「オートマチック確約」になっているか確認してください。
デビットカードで支払えますか?
ほとんどの会社は、デポジットのため運転者本人名義のクレジットカードを求めます。フルカバーの保険をつけた場合に限りデビットカードを受け付ける会社もあります(主にギリシャ系)。予約前に確認してください。カウンターで適したカードがないと、車は借りられません。
ダクティリオス規制はレンタカーにも適用されますか?
はい。レンタカーが自動的に免除されることはありません。電気自動車、ハイブリッド車、排出ガスの少ない新しい車は対象外です。借りる車が対象かどうかは、レンタカー会社に確認してください。
レンタカーをフェリーに載せて、島へ行けますか。
レンタカー会社の書面による許可がある場合に限ります。許可がなければ保険は無効です。キクラデス諸島なら、島で別に借りるほうがほとんどの場合おすすめです。
ギリシャを出て(アルバニア、北マケドニア、ブルガリア、トルコへ)走れますか。
原則としてできません。EU圏(ブルガリア)なら、グリーンカードと追加料金を条件に認める会社も少数あります。アルバニア、北マケドニア、トルコは、ほぼどの会社も認めていません。
違反切符や罰金を受けたらどうなりますか。
カメラによる違反や駐車違反の通知は、レンタカー会社に届き、€25〜50の事務手数料とともに、お客様のカードに請求されます。多くは2〜6か月後です。交通警察に止められた場合は、税務署や郵便局、またはオンラインで、10日以内に支払うと50%割引になります。
故障や事故のときは、どうすればよいですか。
まずは安全の確保です。反射ベストを着て、停止表示板を置き、全員が道路から離れます。けが人がいれば112に電話し、そのあとレンタカー会社の24時間ロードサービス(契約書に記載)へ連絡してください。ほかの車がからむ場合は、警察の事故証明なしに「当事者同士の示談」に応じないでください。緊急連絡先のガイドもあわせてご覧ください。
空港と市内、どちらで借りるほうがよいですか。
空港:車の台数が多く、窓口は24時間対応です。1日€5〜10の追加料金がかかりますが、市内に入らず、そのまま遠出に出発できます。市内:料金が安く、「ハイブリッド方式」に便利ですが、営業所は20:00〜21:00に閉まり、オートマチック車も少なめです。
どのくらい前に予約すればよいですか。
7〜8月は4〜8週間前までに、とくにオートマチック車、SUV、バンは早めに。それ以外の時期は、1〜2週間前で足ります。無料でキャンセルできる予約にしておくと、もっと安い料金を見つけたときに予約し直せます。
参考資料:
- Sixt Greece — アテネ、空港、シングルー通り
- Avisギリシャ · Hertzギリシャ(Autohellas) · Europcarギリシャ · Enterpriseギリシャ · Budgetギリシャ
- アテネ空港ガイド — 到着ロビーのレンタカー窓口
- アッティキ・オドス — 料金システムと料金表
- インフラ・運輸省 — 道路交通法、ダクティリオス
- アテネ市 — 管理駐車
Photos: Wikimedia Commons — Gepsimos (CC0, Attiki Odos/airport); AleWi (CC BY-SA 4.0, Athens airport); Denis Barthel (CC BY-SA 4.0, company sign); George E. Koronaios (CC0, Sounio); panoramio/Sounion 09 2013 (CC BY-SA 3.0); Giles Laurent (CC BY-SA 4.0, Nafplio); Falk2 (CC BY-SA 4.0, Meteora); Flickr/"Diagoras" Blue Star Ferries (CC BY-SA 2.0). Images are available under their respective Creative Commons licences.
— キャシー















