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Ioulianou 50 お部屋
アテネの通りに停まっている「Rent a Car」の看板つきの白いレンタカー
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アテネのレンタカー完全ガイド:会社・料金・注意点

📅 2026年9月13日更新 ⏱️ 読了約18分 ❤️ キャシー
イウリアヌ通り50番地にご宿泊のゲストから、毎週のように聞かれることがあります。「キャシー、レンタカーは借りたほうがいい?」。正直にお答えすると、「アテネ市内なら不要、ギリシャ各地を巡るなら便利」です。このガイドには、知っておきたいことをまとめました。空港と市内にある会社(電話番号と営業時間つき)、季節ごとの本当の料金、保険用語の意味、通行料と燃料の目安、ダクティリオス規制区域、駐車場、フェリーのこと。そして、毎年夏に旅行者が引っかかってしまう落とし穴も紹介します。
9社の連絡先を掲載
€15〜55小型車の1日料金(季節による)
約€2.80アッティキ・オドスの通行料(1回の進入ごと)
21歳以上運転者の最低年齢(通常)

🚦 借りる価値がある場合と、ない場合

シンタグマ、プラカ、モナスティラキ、プシリ、クカキ、ヴィクトリアのあたりに滞在するなら、車はむしろ負担になります。距離は短く、地下鉄でどこへでも行けますし、駐車は有料で、ダクティリオス規制区域のルールもあります。一方、スニオン岬、デルフィ、ペロポネソス半島、メテオラ、アッティカ東部のビーチなど、市外へ出かけるなら、車があれば旅の自由度がまるで変わります。

❌ 車がいらないのは、こんなとき

  • アテネに2〜4日だけ滞在し、アクロポリス、博物館、プラカ、リカヴィトスの丘を見て回る。
  • 空港やピレウスへ行く。地下鉄、X95バス、定額タクシーのほうが安く、手間もかかりません。
  • リヴィエラのビーチ(グリファダ、ヴーラ、ヴリアグメニ)へ行く。トラムと海沿いのバスで足ります。
  • スクーターやバスが多い混雑した道や、狭い道を運転した経験がない。
  • 夜にワインを気兼ねなく楽しみたい。飲酒運転の基準は血中アルコール濃度0.5 g/l(新規運転者は0.2)です。

✅ 車があると便利なのは、こんなとき

  • ビーチに立ち寄りながらスニオン岬へ行き、ポセイドン神殿の夕日を見たい。
  • デルフィへ向かう途中で、アラホヴァ、オシオス・ルカス修道院、ガラクシディにも寄りたい。
  • コリントス、ミケーネ、ナフプリオ、エピダウロス、モネンヴァシアを回る、ペロポネソス半島3〜5日周遊をする。
  • 公共交通機関のないビーチへ行きたい。たとえばミクロ・セシ、スキニアス、レグレナなど。
  • 子ども連れ、または荷物が多く、自由に動きたい。
  • メテオラ、デルフィ、ピリオンを1回のドライブ旅行で組み合わせたい。

💡 ほぼ全員におすすめしている「ハイブリッド」の使い方

アテネ到着後の数日は、車を借りません。遠出する日になったら、市内の営業所(シングルー通りやアマリアス通り)か空港で受け取り、最終日に返却します。空港から出国するなら、そのまま空港で返すのがいちばん簡単です。こうすれば、車が本当に役立つ日の分だけ、レンタル料金、保険、駐車代を払えば済みます。

🏢 レンタカー会社:空港と市内

アテネ「エレフテリオス・ヴェニゼロス」空港では、大手各社のカウンターが到着ホールの中、出口3と4の間にあり、シャトルは必要ありません。格安系の会社はスパタ、パイアニア、コロピなど空港の外に営業所があり、自社のミニバスで通常10〜20分かけて送迎してくれます。市内では、多くの会社がシングルー通り(アクロポリ駅/シングルー・フィックス駅近く)とアマリアス通り(シンタグマ)に営業所を構えています。

管制塔が見える、アテネのエレフテリオス・ヴェニゼロス空港の建物の外観
✈️ アテネ空港:Sixt、Avis、Hertz、Budget、Thrifty、Enterprise/Alamo/Nationalのカウンターは、到着ホールの出口3〜4の間にあります。レンタカーの駐車場は向かい側で、徒歩2分です。
会社 空港(カウンターと営業時間) 電話 アテネ市内 サイト
Sixt 到着ホール、出口3〜4・24時間営業 +30 210 353 0556 11 Syngrou Ave & Lempesi(アクロポリ駅)・08:00〜21:00 sixt.com
Avis 到着ホール・24時間営業 +30 210 353 0578本社:210 687 9800 48 Amalias Ave(シンタグマ)・210 322 495184 Syngrou Ave・210 921 2605 avis.gr
Hertz (Autohellas運営) 到着ホール・08:00〜21:00 (営業時間外は事前の相談で対応) +30 210 353 4900本社:210 626 4000 12 Syngrou Ave・210 922 0102・21:00まで hertz.gr
Europcar 到着ホールでスタッフが出迎え+駐車場までシャトル・07:00〜23:00 +30 210 921 1444本社:211 190 3000 Syngrou Ave(クカキ)・予約時にご確認ください europcar.gr
Enterprise / Alamo / National 到着ホール・24時間営業 +30 216 002 4343National:210 353 3323 Syngrou Ave・本社経由 enterprise.gr
Budget 到着ホール・24時間営業 +30 210 353 0553 84 Syngrou Ave(Avisと共用) budget.gr
Thrifty 到着ホール・08:00〜21:00 +30 211 103 0650 12 Syngrou Ave(Hertzと共用) thrifty.gr
Auto-Union ギリシャ系 空港外(パイアニア〜マルコプーロ街道の7km地点)・無料シャトル +30 210 602 0162 Syngrou Ave・予約時にご確認ください autounion.gr
Green Motion 空港外(114 Varis–Koropiou Ave)・シャトルあり・08:00〜21:00 +30 210 602 2300 — greenmotion.com

掲載内容は2026年9月に、各社のウェブサイトと空港ガイドで確認したものです。営業時間は季節によって変わりますので、予約確認メールでご確認ください。空港の外には、Goldcar、Centauro、Carwiz、Abbycar、Payless、Fireflyもあります(いずれもシャトルあり)。

空港にある、Europcar、Avis、Hertz、Sixtなどレンタカー会社のロゴ入りの案内板
🪧 アテネでも同じブランドが見つかります。大手と中小の違いは、料金そのものより、保険とデポジットの分かりやすさにあります。

大手の国際系、ギリシャ系、比較サイト、どれがいい?

🌍 国際系(Sixt、Avis、Hertz、Europcar、Enterprise)

空港内にカウンターがあり、車両が新しく、条件も明確で、24時間のロードサービスがつきます。料金は通常10〜30%高めで、フルカバー保険をつけないとデポジットも多くなります。

🇬🇷 ギリシャ系(Auto-Union、Avance、Drive、Caravelなど)

料金は手頃で、フルカバー保険がデポジットなしでパッケージに含まれることも多く、対応も人情味があります。車の年式と、営業所が空港の外にあるかどうかは確認しておきましょう(シャトルの分、+20分かかります)。

🔎 比較サイト(Discover Cars、Rentalcars、Kayak)

料金の比較には便利です。ただし、比較サイトの「フルカバー保険」は後から払い戻される方式です。カウンターでは、それでもデポジットの全額がカードに保留されます。

🏷️ 激安系(Goldcar、Green Motion、Carwiz)

検索サイトに出てくる、1日€5〜9という料金のレンタカーです。利益はカウンターで出す仕組みで、1日€20〜30の保険を勧められたり、燃料の前払いや高額のデポジットを求められたりします。予約する前に、口コミを読んでください。

💶 車種と季節ごとの料金

アテネのレンタカー料金は、航空券のように動きます。季節、予約の早さ、借りる日数で変わります。2026年9月の空港受け取りの平均料金は、1日あたり約€33、1週間で€195でした。最も安いミニカーは€7から(オフシーズンの特別価格で保険なし)、最も高い大型ピックアップは€95まで幅があります。下の表は、2〜4週間前に予約した場合の現実的な料金で、基本保険(CDW)つき、走行距離無制限です。

車種(例) ❄️ ローシーズン
11〜3月
🌸 ミドルシーズン
4〜5月、10月
☀️ ハイシーズン
6〜9月
1週間(ハイシーズン)
ミニクラスの車 ミニ Fiat Panda、Toyota Aygo、Kia Picanto €15–25 €22–35 €35–55 €220–330
エコノミークラスの車 エコノミー VW Polo、Opel Corsa、Peugeot 208 €18–30 €25–40 €40–65 €260–400
コンパクトクラスの車 コンパクト VW Golf、Toyota Corolla、Seat Leon €22–35 €30–50 €50–80 €320–500
コンパクトのオートマチック車 コンパクト(オートマチック) €30–45 €40–60 €60–95 €400–600
小型SUV 小型SUV Nissan Juke、VW T-Cross、Dacia Duster €30–50 €45–70 €70–120 €450–750
7〜9人乗りのバン 7〜9人乗りバン Citroën Spacetourer、VW Caravelle €55–90 €80–120 €120–200 €800–1,300
カブリオレ/プレミアムクラスの車 カブリオレ/プレミアム Mini Cabrio、BMW 3、Mercedes C €50–80 €70–110 €110–180 €700–1,200

2026年の1日あたりの目安料金です。Sixt、Avis、Hertz、Europcarの公表料金と比較サイトをもとに、アテネ空港での受け取りを想定しています。ギリシャ系の会社は、10〜20%安いことがよくあります。市内での受け取りは、空港の追加料金がない分1日€5〜10安くなりますが、在庫は少なめです。

料金に上乗せされるもの(オプション)

オプション 目安の料金 キャシーのひとこと
フルカバー保険(SCDW/免責額ゼロ)€8〜20/日 大手では€25〜30までほぼ必ず入る価値があります。理由は下をご覧ください。
追加の運転者€4〜8/日 配偶者は無料のことも多いですメテオラやペロポネソス半島のような長いルートでは、とても助かります。
21〜24歳の運転者€5〜15/日追加の運転者にも適用されます。25歳未満には、SUVやプレミアムクラスを貸さない会社もあります。
チャイルドシート/ブースターシート€5〜8/日 上限が€50〜70になることも多いです身長135cm未満の子どもには必須です。車と一緒に予約してください。
GPS€5〜8/日必要ありません。オフラインのGoogle Mapsとスマートフォンのホルダーで十分です。
別の場所での返却(ギリシャ国内の乗り捨て)€30–120例:アテネで借りてテッサロニキで返却。空港↔市内の乗り捨ては、無料の会社が多くあります。
営業時間外の受け取り€20–50遅い時間に到着するなら、24時間対応のカウンターがある会社がおすすめです。
フェリー利用の許可€0〜30+書面での承認承認がないと、フェリーの上でも島でも保険が無効になります。
スノーチェーン(冬、山岳部)€5〜10/日12〜3月のアラホヴァ、パルナッソス山、メツォヴォには欠かせません。
🧮

実際の費用の例:6月のペロポネソス3日間、2名

エコノミークラスのマニュアル車3日間 3×€45=€135・フルカバー保険 3×€12=€36・アテネ〜ナフプリオ〜モネンヴァシア〜アテネの通行料約€25・約650kmのガソリン代約€65・ナフプリオでの駐車2泊分約€10。合計は2人で約€270、つまり1人1日あたり約€45です。団体ツアーなら、1人1日€90〜120かかります。

🛡️ 保険・免責額・デポジットの本当の意味

間違いが最も多いのが、ここです。ギリシャでは、どのレンタカーにも対人賠償責任保険が必ず含まれます。一方、車両そのものについては、次のようになっています。

用語 意味 損害が出たときの自己負担額
CDW Collision Damage Waiver(車両損害免責)基本的な車両損害の補償で、通常は料金に含まれています。免責額を負担します。ミニ・エコノミーで€600〜1,500、SUV・プレミアムで€1,500〜3,000です。
TP Theft Protection(盗難補償)盗難の補償で、免責額があります。免責額はCDWと同程度です。
SCDW / FDW / Zero Excessフルカバー保険で、免責額がなくなるか、€0〜150まで下がります。€0〜150です。通常、タイヤ、ガラス、車の下回り、ミラー、鍵は補償の対象外です。「WUG」や「プレミアム」のプランがあるか、確認してください。
WUG Wheels, Underbody, Glass(タイヤ・下回り・ガラス)タイヤ、下回り、ガラスの追加補償です。ビーチへ続く未舗装路や山道を走るなら役立ちます。
PAI Personal Accident(搭乗者傷害)運転者と同乗者のための傷害保険です。旅行保険に入っていれば不要です。
デポジット運転者のクレジットカードに保留される金額です。免責額+燃料代と同額で、基本保険なら€300〜1,500、フルカバー保険なら€0〜300です。5〜15日以内に解除されます。
⚠️

クレジットカードや比較サイトの保険では、デポジットは免除されません

Discover CarsやRentalcarsで「フルカバー保険」を買った場合や、カード付帯の補償を当てにしている場合でも、カウンターでは免責額の全額(たとえば€1,200)が保留されます。損害が出たときは、まずレンタカー会社に支払い、その後で書類をそろえて払い戻しを請求します。きちんと戻ってきますが、手間と、カードの利用可能枠が必要です。心配せずに旅を楽しむなら、レンタカー会社自身のフルカバー保険がいちばん簡単です。

📄 必要書類、年齢、カード:持っておくべきもの

🪪 運転免許証

有効で、取得から1年以上たっていること(プレミアムクラスは2〜3年必要な会社もあります)。EU/EEA加盟国の免許証は、そのまま使えます。アメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリス、アジアなどの免許証の場合、ほとんどの会社が自国の免許証に加えて国際運転免許証(IDP)を求めます。ギリシャでは発行されませんので、出発前に取得してください。

🎂 年齢

ほとんどの会社で最低年齢は21歳です(Avis/Budgetは23歳のことが多いです)。25歳までは若年ドライバー料金がかかります。会社によっては上限が70〜75歳だったり、高齢者向けの追加料金があったりします。支払う前に確認してください。

💳 クレジットカード

主な運転者本人の名義で、デポジットに足りる利用可能枠が必要です。デビットカードを受け付ける会社は少なく、フルカバー保険をつけた場合に限られます。プリペイドカード(Revolut、Wise)はデポジットで断られることが多いので、予備のカードを用意しておきましょう。

🛂 身分証明書/パスポート

原本が必要で、写真では受け付けてもらえません。免許証、身分証明書、レンタル契約書は、常に車の中に置いておいてください。交通警察の検問で提示を求められます。

🛣️ 通行料金と燃料費:予算の目安

ギリシャの高速道路は整備が行き届いていて安全ですが、一定の間隔で料金所があります。支払いは係員のいるレーンで、現金かカードで行います(e-PASSレーンは登録者専用なので、うっかり入らないようご注意ください)。空港と市内を結ぶアッティキ・オドスは、走行距離に関係なく、入口ごとの定額制です。

アテネ空港近くを走るアッティキ・オドス高速道路の空撮写真
🛣️ アッティキ・オドス:料金所は全部で39か所で、すべて入口にあります。どれだけ走っても、1回の進入につき1度だけの支払いです(乗用車で約€2.80)。
区間(アテネ発) 距離 所要時間 通行料金(片道) ガソリン代(小型車)
空港 → 市内(アッティキ・オドス)35km35–50′~€2.80~€4
スニオン岬(海岸沿いの道)70km1h 20′€0~€8
コリントス/運河85km1h 10′~€6–7~€9
ナフプリオ145km2h~€10–12~€16
デルフィ(テーベ経由)180km2h 30′~€5–7~€20
パトラ(オリンピア・オドス)215km2h 30′~€15–17~€24
カラマタ240km2h 45′~€18–20~€27
メテオラ/カランバカ350km4h~€20–24~€39
テッサロニキ500km5h~€30–35~€55

2026年時点の乗用車(区分2)の金額の目安です。ガソリンは1リットル€1.85、燃費は100kmあたり6リットルで計算しています。Googleマップにはルートごとの通行料金の目安が表示されるようになりました。設定で有効にしてください。

燃料のこと:知っておきたいルール

  • 2026年の価格:無鉛95は1リットルあたり約€1.75〜1.95、ディーゼルは€1.55〜1.75です。島や高速道路沿いは10〜15%高くなります。アテネ市内では、パティシオン通り、アハルノン通り、シングルー通りのスタンドが比較的安めです。
  • 「満タン返し」の契約:唯一、公平な方式です。満タンで借りて満タンで返し、最後の給油のレシートを保管しておきましょう(空港近くのスタンドはスパタやコロピ)。「空で返す方式」や「燃料前払い」は避けてください。1リットルあたり給油所の価格より20〜40%高く請求され、使い切れなかった分の返金もありません。
  • セルフ式のスタンドではありません。係員が給油してくれるので、「満タン、無鉛で」と伝えます(ギリシャ語で"jemáto, amólivdi")。正しい燃料が入ったか、必ず確認してください。燃料の入れ間違いは、どの保険でも補償されません。
  • 電気自動車:アッティカには充電器がかなり増えました(DEI blue、Protergia、Plugshareアプリなど)。ただし、ペロポネソス半島や山間部へ行くなら、充電のために停まる場所をあらかじめ計画しておいてください。ノルウェーほどには整っていません。

🅿️ ダクティリオス(中心部の通行規制)とアテネの駐車

「ダクティリオス」とは何か、旅行者に関係はあるのか

小ダクティリオスは市の中心部のゾーンです(アレクサンドラス大通り、メソゲイオン大通り、ヴァス・ソフィアス大通り、シングルー通り、ピレオス通り、イエラ・オドス通り、コンスタンティヌポレオス通り、パティシオン通り/10月28日通りに囲まれた内側)。9月下旬から7月中旬までの平日、月〜木の7:00〜20:00と、金曜の7:00〜15:00は、日付に応じて奇数か偶数のナンバーの車だけが通行できます(奇数の日は奇数ナンバー)。8月、週末、祝日は対象外です。

  • 対象外となるのは、電気自動車、プラグインハイブリッド車、天然ガス車、新しい低排出ガス車(CO₂排出量の少ないユーロ6)です。ハイブリッド車を指定しておけば、ほぼ影響を受けないでしょう。
  • レンタカーは自動的に対象外になるわけではありません。借りる車がダクティリオスに自由に入れるかどうか、レンタカー会社に確認してください。罰金は€100で、事務手数料が加わり、あとからお客様に請求されます。
  • 実際のところ:「ハイブリッド方式」(遠出の日だけ車を使い、シングルー通りか空港で受け取る)なら、ダクティリオスを気にする場面はまったくありません。

駐車:ラインの色の意味

表示意味料金
⚪ 白線来訪者用の管理駐車(アテネ市)1時間あたり約€1〜2、最長3時間。アプリか、キオスクで買うスクラッチカードで支払います。月〜土の9:00〜21:00。
🔵 青線許可証をもつ住民専用罰金€40〜80。ナンバープレートが撤去される場合もあります。
🟡 黄線駐車禁止/荷さばき・業務用罰金とレッカー移動。
🅿️ 民間の駐車場シンタグマ、プラカ、オモニア、ヴィクトリア、ペディオン・トゥ・アレオス公園周辺の駐車場1時間€3〜6 · 24時間€18〜35 · 週単位・月単位の料金ならもっと割安です。
🚇 地下鉄のパーク・アンド・ライドドゥキシス・プラケンティアス、ハランドリ、ノミスマトコピオ、シングルー・フィックス(OASA)地下鉄のチケットがあれば1日約€3〜5。車で市内に入るなら、いちばんおすすめの方法です。

プラカ、モナスティラキ、クカキでは、路上の空きスペースを探しても見つかりません。まっすぐ駐車場へ向かいましょう。バンで入る場合は、入る前に車高制限を確認してください(地下駐車場には、1.90〜2.00mまでというところが多くあります)。

🗺️ 車で回る価値のあるルート

スニオン岬の海を見下ろすポセイドン神殿と、遠くに浮かぶヨット
🌅 スニオン岬:通行料のかからない70kmの海岸ドライブで、ヴァルキザ、ラゴニシ、サロニダ、レグレナに立ち寄れます。日没の1時間前に着くようにしましょう。

1. スニオン岬とアテネ・リビエラ(1日)

車を借りた初日にいちばん行きやすい遠出です。ポセイドノス大通り → ヴリアグメニ → ヴァルキザ → ラゴニシ → サロニダ → スニオン岬というルートです。昼は海辺で過ごし、日没にポセイドン神殿を訪ねます(入場料€10、日没まで開いています)。魚料理は、レグレナかアナヴィソスで。帰りはラヴリオ〜マルコプーロ経由にすると、違う景色が楽しめます。こんなふうに好きな場所で停まれるバスはありません。

青い海と岩の多い海岸線が続く、スニオン岬への海岸道路
🚗 アテネ〜スニオン岬の海岸道路:アッティカでも指折りの美しい道で、数キロごとに泳げる入り江があります。

2. デルフィ、アラホヴァ、ガラクシディ(1〜2日)

アテネ → テーベ → リヴァディア → アラホヴァ(コーヒーを飲みに立ち寄る山の村) → デルフィ(遺跡と博物館の共通券は€12) → 海辺で魚を味わうガラクシディ、という行程です。バスで行けるのは、アテネ〜デルフィの直行便だけです。冬はスノーチェーンについて確認しておきましょう。パルナソス山には雪が降ります。

山々を背に、ナフプリオ沖の海に浮かぶブルツィ城
🏰 ナフプリオ:アルゴリダ地方の拠点として最適で、ミケーネ、エピダウロス、ティリンスへどこも30分以内です。港の無料駐車場(広い駐車場)か、1日€5の駐車場を使えます。

3. ペロポネソス半島周遊(3〜5日)

  1. 1日目:アテネ → コリントス運河(15分ほど停車) → 古代コリントス → ミケーネ → ナフプリオ泊
  2. 2日目:エピダウロス(古代劇場。夏は公演があります) → ナフプリオ(パラミディ要塞、旧市街)
  3. 3日目:ナフプリオ → モネンバシア(2時間30分) → 城塞の町に宿泊
  4. 4日目:ミストラ → スパルタ → アテネへ戻る(3時間)、またはマニ半島へ。

道路はよく整備されていますが、マニ半島やアルカディアの山間部では、Googleマップの所要時間は楽観的です。2割ほど多めに見ておきましょう。

手前に緑の草地が広がる、メテオラの岩柱
⛰️ メテオラ:アテネから350km。車なら自分のペースで修道院へ登れ、帰りにデルフィにも寄れます。

4. メテオラとデルフィ(2〜3日)

1日目:アテネ → デルフィ → カランバカ(午後は、夕日に染まる岩山で過ごします)。2日目:午前中に修道院を訪ねます(大メテオロン修道院、ヴァルラアム修道院、ルサヌ修道院。入場料は各€3で、休館日はそれぞれ異なります) → 帰りはラミアかペリオン山経由で。電車ならアテネ〜カランバカ間は約5時間の直通ですが、デルフィと組み合わせられるのは車だけです。

5. アッティカ東部のビーチ(半日〜1日)

スキニアス(松林と遠浅の海で、お子さま連れに最適)、マラトン(墳丘と博物館)、グラマティコにあるミクロ・セシ、マラトン湖があります。いずれもIoulianou 50から40〜50kmで、マラトノス大通りを通れば通行料はかかりません。日曜の午後の帰りは避けましょう。アテネ方面は大渋滞になります。

⛴️ レンタカーでフェリーに乗る・島へ行く

ピレウス港に停泊するブルースター・フェリーズの船
⛴️ ピレウス:レンタカーでフェリーに乗るには、レンタカー会社の書面による許可が必要です。割に合わないことも多くあります。

いちばん多い誤解が、「アテネで借りた車をナクソス島に持っていこう」というものです。ほとんどの会社は、車をフェリーに載せることを禁止しているか、書面での許可と追加料金がある場合に限って認めています。たとえばBudgetは、契約条件にはっきり記載しています。許可がなければ、スロープに乗り入れた瞬間から保険は無効になります。

ピレウス発の航路車の運賃(片道)損得の目安
エギナ島/アギストリ島€25–35車を載せての日帰りも理にかなっています。小さな島で、運賃も安いからです。
パロス島/ナクソス島€80〜110(通常船) · €130〜160(高速船)現地で借りる(1日€25〜45)ほうが、車の運賃2回分より安くつきます。
サントリーニ島/ミコノス島€100–130迷わず現地で借りましょう。どちらの島も駐車場所に困ります。
クレタ島(イラクリオン/ハニア)€90–12010日以上の長いロードトリップで、アテネに戻ってくる場合に限ります。それ以外は、クレタ島で借りましょう。

全長4.25mまでの車の、2026年の目安です。同乗者の運賃は別になります。情報とチケットは、フェリー会社(Blue Star、SeaJets、Hellenic Seaways)か、ferryhopperで確認できます。

🪤 落とし穴と、受け取り・返却のチェックリスト

よくある8つの落とし穴

  1. 「€6」という価格。保険も空港手数料も含まれていません。必ず、フルカバーの保険を付けた最終的な合計額で比べましょう。
  2. 窓口でのアップグレードや保険のしつこい勧誘。「結構です、保険には入っています」と丁寧に断れば大丈夫です。バウチャーは印刷して持っていきましょう。
  3. 燃料の前払い。必ず「満タン返し」で。
  4. 返却時に「見つかる」傷。対策は、受け取り時に日時の入った写真や動画を撮っておくことです。
  5. 走行距離の制限。安い会社には、1日100〜200kmまでというところがあります。ペロポネソス半島へ行くなら、無制限を選びましょう。
  6. 違反処理の手数料。ダクティリオスのカメラ、未払いの通行料、青線への駐車などは、罰金に€25〜50の「事務手数料」が加わって、数か月後に届きます。
  7. 返却の遅れ。30〜59分を超えて遅れると、1日分が請求されます。空港までの渋滞も見込んでください(アッティキ・オドスは、ラッシュ時に市内から45分かかります)。
  8. 追加ドライバーの未申告。その人が運転して事故が起きた場合、保険は適用されません。

受け取り時のチェックリスト(5分で、数百ユーロの節約に)

  • 車のまわりを360°撮影した動画。すべての傷、ホイール、フロントガラス、ミラーをアップで映しておきます。
  • ダッシュボードの写真:走行距離、燃料計、時刻。
  • すべての傷が、口頭だけでなく契約書の車両図に記入されているか確認します。
  • スペアタイヤか修理キット、停止表示板、反射ベスト、消火器、救急箱(ギリシャでは装備が義務です)。
  • 駐車場を出る前に、チャイルドシートが正しく取り付けられているか確認します。
  • 24時間対応のロードサービスの電話番号を、スマートフォンに保存しておきます。
  • 「ダクティリオスに入れますか。フェリーに乗せてもいいですか。返却場所の近くのガソリンスタンドはどこですか」と聞いておきます。
  • 返却時は、「新たな傷なし、燃料は満タン」という書面での確認をもらい、もう一度写真を撮っておきます。

旅行者が驚く運転ルール

  • 制限速度:市街地は50km/h、一般道は90km/h、高速道路は110〜130km/hです(100km/hの区間とカメラがあるので注意)。アッティキ・オドスは120km/hで、区間平均速度のカメラがあります。
  • 飲酒運転:血中アルコール濃度は0.5g/lまで(免許取得から2年未満は0.2)。金曜と土曜の夜は、検問が頻繁にあります。
  • 携帯電話:ハンズフリーのみ。違反すると、罰金€350と30日間の免許停止になります。
  • ギリシャのラウンドアバウト:しばしば、すでに環道を走っている車ではなく、これから進入する車に優先権があります。STOPの標識を確認してください。
  • スクーターは四方から追い越してきます。車線を変えるたびに、ミラーを確認してください。
  • 高速道路の右車線:ギリシャの人は、追い越しをさせるために路肩を走ることがよくあります。真似をする義務はありません。
  • 事故:車を動かす前に、112(警察は100)とレンタカー会社のロードサービスに連絡してください。警察の事故証明がないと、保険金が支払われないことがあります。

🏠 車でAngel Athens(Ioulianou 50)へ

ゲストにお伝えしていること

  • 空港から:アッティキ・オドス → 8番出口(キフィシアス) → アレクサンドラス大通り → パティシオン通り → イウリアヌ通り。所要時間は約40分、通行料は€2.80です。パティシオン通りは交通規制が変わるので、GPSの案内に従ってください。
  • 駐車:当館には専用の駐車スペースがありません。ヴィクトリア周辺は路上駐車が難しく、ペディオン・トゥ・アレオス公園の近くやパティシオン通りに駐車場があります(24時間€18〜25)。到着前にご連絡ください。空きがあるのはどこか、連泊向けの割引があるのはどこかをお伝えします。
  • ダクティリオス:10月28日通り(パティシオン通り)が規制ゾーンの境界で、当館のあたりはちょうどその端に位置します。ご利用の道と日付については、お気軽にご相談ください。
  • いちばんのおすすめ:遠出をする日に、シングルー通りのSixt、Hertz、Avisで車を受け取り(地下鉄で10分:1号線でオモニアへ → 2号線でアクロポリ/シングルー・フィックスへ)、その日の夜か、ツアーの終わりに返却します。これなら、アテネ市内の駐車料金は一切かかりません。

❓ よくある質問

アテネ中心部で車は必要ですか?

いいえ。アクロポリス、プラカ、シンタグマ、モナスティラキ、博物館めぐりなら、地下鉄、トラム、徒歩で十分です。車が役に立つのは、市外へ出かける日だけです。

アテネのレンタカー料金はいくらですか?

2026年の目安は、基本保険つきのマニュアル小型車で、冬が1日€15〜25、7〜8月が€35〜55です。オートマチック車やSUVは30〜60%高くなります。1週間借りると、1日あたりの料金が15〜25%下がります。

ギリシャで国際運転免許証は必要ですか?

EU/EEA加盟国の免許証なら不要です。EU域外(アメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリス、アジアなど)の免許証の場合、ほとんどの会社で自国の免許証に加えて国際運転免許証(IDP)が必要です。IDPは旅行前に自国で取得します(例:アメリカならAAA、イギリスなら郵便局)。

マニュアルとオートマチック、どちらがいいですか?

ギリシャのレンタカーはマニュアル車が中心で、夏はオートマチック車から先に売り切れます。マニュアル車を運転しない方は、1〜2か月前に予約し、予約内容が「or similar(同等車種)」ではなく「オートマチック確約」になっているか確認してください。

デビットカードで支払えますか?

ほとんどの会社は、デポジットのため運転者本人名義のクレジットカードを求めます。フルカバーの保険をつけた場合に限りデビットカードを受け付ける会社もあります(主にギリシャ系)。予約前に確認してください。カウンターで適したカードがないと、車は借りられません。

ダクティリオス規制はレンタカーにも適用されますか?

はい。レンタカーが自動的に免除されることはありません。電気自動車、ハイブリッド車、排出ガスの少ない新しい車は対象外です。借りる車が対象かどうかは、レンタカー会社に確認してください。

レンタカーをフェリーに載せて、島へ行けますか。

レンタカー会社の書面による許可がある場合に限ります。許可がなければ保険は無効です。キクラデス諸島なら、島で別に借りるほうがほとんどの場合おすすめです。

ギリシャを出て(アルバニア、北マケドニア、ブルガリア、トルコへ)走れますか。

原則としてできません。EU圏(ブルガリア)なら、グリーンカードと追加料金を条件に認める会社も少数あります。アルバニア、北マケドニア、トルコは、ほぼどの会社も認めていません。

違反切符や罰金を受けたらどうなりますか。

カメラによる違反や駐車違反の通知は、レンタカー会社に届き、€25〜50の事務手数料とともに、お客様のカードに請求されます。多くは2〜6か月後です。交通警察に止められた場合は、税務署や郵便局、またはオンラインで、10日以内に支払うと50%割引になります。

故障や事故のときは、どうすればよいですか。

まずは安全の確保です。反射ベストを着て、停止表示板を置き、全員が道路から離れます。けが人がいれば112に電話し、そのあとレンタカー会社の24時間ロードサービス(契約書に記載)へ連絡してください。ほかの車がからむ場合は、警察の事故証明なしに「当事者同士の示談」に応じないでください。緊急連絡先のガイドもあわせてご覧ください。

空港と市内、どちらで借りるほうがよいですか。

空港:車の台数が多く、窓口は24時間対応です。1日€5〜10の追加料金がかかりますが、市内に入らず、そのまま遠出に出発できます。市内:料金が安く、「ハイブリッド方式」に便利ですが、営業所は20:00〜21:00に閉まり、オートマチック車も少なめです。

どのくらい前に予約すればよいですか。

7〜8月は4〜8週間前までに、とくにオートマチック車、SUV、バンは早めに。それ以外の時期は、1〜2週間前で足ります。無料でキャンセルできる予約にしておくと、もっと安い料金を見つけたときに予約し直せます。

参考資料:

Photos: Wikimedia Commons — Gepsimos (CC0, Attiki Odos/airport); AleWi (CC BY-SA 4.0, Athens airport); Denis Barthel (CC BY-SA 4.0, company sign); George E. Koronaios (CC0, Sounio); panoramio/Sounion 09 2013 (CC BY-SA 3.0); Giles Laurent (CC BY-SA 4.0, Nafplio); Falk2 (CC BY-SA 4.0, Meteora); Flickr/"Diagoras" Blue Star Ferries (CC BY-SA 2.0). Images are available under their respective Creative Commons licences.

— キャシー