ホーム お部屋 アクセス エリア案内 アテネガイド 駐車場 ブログ
Ioulianou 50 お部屋
夕暮れのアテネの近代的な病院の外観と、入口に停まる白い救急車
← 旅のヒントに戻る 🧭 旅のヒント・トラブル対策

旅行者のためのアテネの緊急電話番号と医療ガイド

📅 2026年5月6日 ⏱️ 読了目安5分 ❤️ キャシー
覚えておくのは112番です。ギリシャでもEU各国と同じように、警察・救急・消防のすべてにつながり、オペレーターは英語で対応してくれます。本当に知っておきたいのは、どの病院に行くか、民間クリニックをいつ使うか、パスポートをなくしたらどうするか、という点です。落ち着いて使える実用版をまとめました。

📞 おもな緊急電話番号

112 — EU共通の緊急通報

警察、救急、消防。英語対応のオペレーター。どの電話からでも無料(SIMがロックされた端末でも可)。まずはここにかけてください。

166 — 救急(EKAB)

救急車の直通番号です。基本はギリシャ語対応なので、英語をお願いしてください。無料。

100 — ギリシャ警察

警察の直通番号です。緊急でない盗難届や書類の紛失の相談にも使えます。

1571 — ツーリストポリス

多言語対応。旅行者向けのトラブル、詐欺、紛失物、案内など。とても頼りになります。

199 — 消防

消防の直通番号です。山火事や建物火災のときに。無料。

1414 — 沿岸警備隊

海の緊急事態用です。ビーチ、フェリー、溺れかけている人を見かけたときなど。

🏥 病院の使い分け

公立病院と民間病院

ギリシャには公立病院(ESY)と民間クリニックがあります。公立病院は、旅行者を含め誰に対しても緊急医療を無料で提供します(EUの方はEHICカードまたは保険を提示)。医療の質は概ね良好ですが、救急外来の待ち時間が長いことがあり、施設の状況もまちまちです。民間病院は何でも有料ですが、待ち時間が短く、設備も快適で、英語を話すスタッフがいます。心臓発作、脳卒中、重い外傷などの重大な緊急時は112番へ。最寄りの適切な病院につないでもらえます。緊急ではない症状や中程度の症状なら、旅行者には民間クリニックのほうが向いていることが多いでしょう。

🏥 アテネのおもな病院

  • エヴァンゲリスモス病院(公立) — コロナキ近くの中心部にあります。大規模な教育病院で、質は非常に高め。救急外来は混み合います。
  • ヒポクラティオン病院(公立) — 中心部にある大きな病院です。質は良好。
  • アテネ総合病院「G. Genimatas」(公立) — アテネ西部にある主要な病院です。
  • アグライア・キリアク病院(公立) — アテネ中心部に近い小児病院です。
  • ミテラ病院(民間) — マルーシにある最高水準の民間病院です。産科と総合診療。英語対応。
  • イアソ病院(民間) — マルーシにある、産科と総合診療の最高水準の民間病院です。
  • ヒギア病院(民間) — マルーシにある大規模な民間病院です。総合診療と専門診療。
  • ビオイアトリキ(民間) — 複数の拠点があり、検査と外来を扱います。
  • エリコス・デュナン病院センター(民間) — アテネ中心部にあります。
  • アテネ・メディカル・センター(民間) — 複数の分院があり、幅広く対応しています。

💉 EU圏内・EU圏外の旅行者の場合の補償

  • EHICカードをもつEU市民(欧州健康保険証) — 公立病院ではギリシャ市民と同じ医療を受けられます。緊急医療は無料、治療費は軽減されます。カードの現物かアプリ版を持参してください。
  • EU圏外でEHICがない場合:公立病院でも緊急医療は自己負担になります(それでも比較的安く、1回の受診で€50〜€200が目安)。費用は旅行保険で払い戻されます。
  • 民間病院:いったん全額を支払い、あとで保険会社に請求します。旅行保険への加入をおすすめします。
  • 処方薬:薬局(ファルマキオ)はあちこちにあります。処方箋が必要な薬もありますが、他国では処方箋が要る薬の多くが、店頭で買えます。

💊 薬局(ファルマキオ)

  • 見つけやすい — 緑の十字の看板が目印です。1つの地区に何軒もあります。
  • 英語対応 — 観光エリアの薬剤師さんのほとんどが話せます。薬学の教育を受けており、的確なアドバイスをしてくれます。
  • 営業時間:平日は8:30〜21:00が一般的で、土曜の午前中に開ける店もあります。「当番」制により、各地区で24時間365日、どこかの薬局が開いています。
  • 「Διανυκτερεύον」(夜間営業の薬局):どの薬局のドアにも、今夜と日曜に当番をしている最寄りの薬局が掲示されています。アプリやウェブサイト(efimerevontes.gr)でも調べられます。
  • 処方箋:できれば薬のボトルやラベルの写真を持っていきましょう。成分名と用量がわかれば、薬剤師さんがその場で出してくれることも多いです。
  • 市販薬は豊富:イブプロフェン、パラセタモール、制酸薬、場合によっては基本的な抗生物質も(規制が変わってきており、現在は通常、処方箋が必要です)。

🦷 歯科と専門医療

  • 民間の歯科医院 — アテネ中心部や観光エリアでは、英語が通じるところが一般的です。急な受診の相談で€30〜€80。
  • SOS Médicins — アテネで往診してくれる国際的な医療サービスです。往診で€100〜€200。フランス語と英語に対応。
  • ホテルの医師 — 大きなホテルは民間の医師と提携していて、客室まで来てもらえます。中程度の症状のときに便利です。
  • 遠隔診療:軽い症状なら、保険会社のアプリでオンライン相談ができます。

📊 ひと目でわかる早見表

112

EU共通の緊急通報。英語対応。まずはここへ。

EHICカード

EU市民は、公立病院で緊急医療を無料で受けられます。

旅行保険

すべての旅行者に強くおすすめします。民間病院の費用と、本国への搬送もカバーされます。

薬局は頼りになる

軽い症状なら、薬剤師さんがまず相談に乗ってくれます。

🛂 パスポート紛失・領事館への緊急連絡

  • 盗難はすぐに警察へ届け出て、正式な届出書を受け取ってください。
  • 大使館・領事館に連絡します:
  • アメリカ大使館(アテネ):+30 210 720 2414
  • イギリス大使館(アテネ):+30 210 727 2600
  • カナダ大使館:+30 210 727 3400
  • オーストラリア大使館:+30 210 870 4000
  • 持っていくもの:警察の届出書、身分証のコピー、国籍を証明するもの(運転免許証と出生証明書のコピーがあると便利)、パスポート用の写真。
  • 緊急渡航書は、帰国に必要な場合に発行されます。通常は24〜72時間です。

🦟 旅行者に多い体調トラブル

  • 熱中症・脱水 — 夏の暑さ対策ガイドもご覧ください。7〜8月にいちばん多く起こります。
  • 日焼け — ギリシャの日差しは強烈です。薬局でアフターサン用品や治療薬が手に入ります。
  • お腹の不調 — たいていは軽く、24時間ほどで自然に治まります。薬局の薬で対応できます。
  • 蚊に刺されたとき — 夏の夕方に多いです。虫よけと、かゆみ止めの抗ヒスタミン剤クリームを薬局で。
  • ウニのとげ — ビーチでのけがです。薬剤師さんか医師が取り除いてくれます。
  • 切り傷・擦り傷 — 応急処置は薬局で。深い傷は病院の救急外来へ。
  • 熱射病 — 医療上の緊急事態です。112番に電話してください。
  • 心血管系の発作 — 大きな病院は循環器科が非常に優秀です。
  • アレルギー反応 — 抗ヒスタミン薬とエピペンはご自身で持参してください。

📅 何かあったときの手順

医療上の緊急時のステップ

  1. 112番に電話します。希望する言語、場所、状況を伝えると、オペレーターが適切につないでくれます。
  2. 意識があり、歩ける場合:ホテルから民間病院の受付に連絡してもらうか、タクシーを呼んでもらえます。
  3. 薬局で済む程度の症状:近くの薬局に入って、症状を説明しましょう。
  4. 保険証券・保険カード:どの医療機関でも持参してください。
  5. 書類の保管:保険の請求に使うので、領収書と診断書は残しておきましょう。
  6. 本国への搬送:重い緊急事態は旅行保険で対応します。出発前に契約内容を確認しておきましょう。

🛡️ 事前の備え

  • 旅行保険 — 必須です。医療費と本国への搬送がカバーされているか確認してください。
  • EHICカード・保険カードの写真をスマートフォンに保存しておきます。
  • パスポートのコピー — 原本とは別の場所に保管してください。
  • 大使館の電話番号 — 事前にスマートフォンに登録しておきましょう。
  • 翻訳アプリ(Google翻訳のギリシャ語の音声・カメラ機能)は、医療機関でのやりとりに役立ちます。
  • 常備薬 — ふだん飲んでいる薬を少し多めに、それにパラセタモールやイブプロフェンも持っていきましょう。
  • アレルギー・持病 — ギリシャ語に訳したカードを用意しておくと安心です(アプリで作れます)。
  • ホテルのフロント — 緊急でない相談は、まずここへ。たいてい英語が通じて、親身に対応してくれます。

🎯 やってはいけないこと

  • 症状を我慢して放っておかないこと。治るのを待つより、早めに薬剤師さんか医師に相談しましょう。
  • 「民間救急車」と称して通りがかりのタクシーや車にお金を払わないこと。正規の救急車は112番で呼んでください。
  • 不安からギリシャの病院を避けないこと。公立のESY病院は十分に頼れますし、EU市民は緊急時なら無料です。
  • 飲酒運転は厳禁です。ギリシャの警察は厳しく、法定上限は0.5g/Lです。
  • よくわからない薬を併用しないこと。飲み合わせは薬剤師さんに確認してください。

🎯 よくある質問

ギリシャの医療はレベルが高いですか?

概ね高いです。公立のESYは十分に頼れ、EU市民の緊急時は無料です。民間クリニックは非常に優秀で、専門医療(循環器、腫瘍科など)は世界水準です。

医師は英語を話しますか?

アテネの若い医師や病院スタッフのほとんどは、上手に英語を話します。薬局や、都市部の若いギリシャ人も流暢です。年配の方や地方では、通じにくいことがあります。

旅行保険は必要ですか?

強くおすすめします。大きな病院での処置や本国への搬送は、保険なしでは払いきれない金額になります。

処方箋をなくしたら再発行できますか?

ラベルや写真があれば、薬剤師さんとの相談のうえ、処方箋なしでふだんの薬を出してもらえることが多いです。規制薬物の場合は、ギリシャの医師の診察を受けてください。

救急車はどのくらいで来ますか?

アテネ中心部なら、通常5〜15分です。市街地を離れると、もっとかかります。EKAB(166)の救急は、頼れるサービスです。

救急で行くなら、どの民間病院がよいですか?

ミテラ病院(マルーシ)、イアソ病院(マルーシ)、アテネ・メディカル・センターが最高水準です。英語対応で設備も新しく、幅広く診てもらえます。

出典:

— キャシー