ホーム お部屋 アクセス エリア案内 アテネガイド 駐車場 ブログ
Ioulianou 50 お部屋
アテネ国立考古学博物館に展示されている黄金のアガメムノンのマスク
← 博物館・名所に戻る 🏛️ 博物館・見どころ

アテネ国立考古学博物館完全ガイド — 必見12点・チケット・開館時間・カフェ

📅 2026年3月30日 · 2026年9月13日更新 ⏱️ 読了時間15分 ❤️ キャシー
国立考古学博物館はギリシャ最大の博物館であり、世界でも指折りの古代美術のコレクションを誇ります。新石器時代から古代末期まで、8,000m²の展示面積に1万1,000点以上が並びます。Angel Athensからいちばん近い博物館でもあり、Ioulianou 50から歩いて8分です。このガイドでは、見逃したくない12点(部屋番号つき)、時間に合わせた3つのモデルコース、2026年の開館時間とチケット、行き方(車椅子での入館方法も)、庭のカフェ、そして行く前に雰囲気がつかめる動画ツアーをご紹介します。
11,000点以上収蔵展示品
8,000m²展示面積
1889年一般公開開始
6常設コレクション
8′Angel Athensから徒歩

🏛️ 建物と庭

博物館があるのは、ヴィクトリアとオモニアの間、ポリテクニオ(国立工科大学)のすぐ隣に建つ重厚な新古典主義の建物、パティシオン通り(28is Oktovriou通り)44番地です。1866年、エレニ・トシツァが寄贈した土地に、サンクトペテルブルクのベルナルダキス家の資金で礎石が置かれました。設計はルートヴィヒ・ランゲ、最終的なファサードはエルンスト・ツィラーによるものです。1889年に開館し、1932〜1939年に東側へ増築されました。建物の前にはヤシの木と花壇のある庭が広がり、アテネでも指折りの美しい「中庭」として、午後になると学生や地元の人たちが腰を下ろしています。

🎬 動画:展示室を歩く

展示の解説を読む前に、館内の雰囲気をのぞいてみましょう。動画では先史時代、彫刻、青銅器の各展示室を歩いていきます。このあとご紹介する作品がいくつも登場します。再生ボタンを押すと読み込みが始まります(YouTubeからは、再生したときにだけ動画を取得します)。

アテネ国立考古学博物館のビデオツアー
▶ アテネ国立考古学博物館ツアー · YouTube

🧭 入る前に:館内のつくり

ふらりと散歩するには、この博物館はあまりに広大です。半日かけても、ほんの入口しか見られなかったと感じるほどです。建物の構成を知っておくと動きやすくなります。1階には、先史時代の遺物(3〜6室、入口の正面)、彫刻(7〜35室、建物をぐるりと一周)、青銅器(36〜39室)、エジプト・コレクション(40〜41室)があります。2階には、テラ(サントリーニ島)のフレスコ画(48室)、陶器と小美術のコレクション(49〜63室)、キプロス・コレクション(64室)があります。

おすすめは、まず先史時代の展示室から見ることです。「アガメムノン」のマスク、ミケーネの出土品、キクラデスの小像がここにあります。朝いちばんは比較的空いているので、目玉の作品の前でゆっくり足を止められます。入口で館内マップをもらうか、スマートフォンにフロアプランをダウンロードしておきましょう。以下の部屋番号は、公式の番号に合わせています。

🏆 見逃したくない12点

1. 「アガメムノン」のマスク

📍 4室 · 1階 · ミケーネ・コレクション · 紀元前1550〜1500年ごろ

1876年、ハインリヒ・シュリーマンがミケーネの竪穴墓から発見し、すぐにアガメムノンと結びつけました。ただ、年代を調べると、叙事詩で語られるトロイア戦争より300年ほど前のものです。名前はそのまま定着しましたが、ミケーネ時代の葬送の品として眺めるほうが興味深い作品です。薄い金の板、閉じた目、肖像というより儀礼的な像に見える顔。同じ部屋にある、あまり知られていない他の黄金のマスクや、金象嵌の剣と見比べると、いろいろなことが見えてきます。

2. ミケーネの王墓とヴァフェイオの杯

📍 3〜4室 · 1階 · ミケーネ・コレクション · 紀元前16〜15世紀

同じ部屋には、黄金の杯、狩りの場面を象嵌した短剣、神酒を注ぐ器、印章石、有名な「戦士の壺」が並びます。富と高度な技術、そして青銅器時代の東地中海全域との交流を物語る品々です。ラコニアのドーム墓から出土した2つのヴァフェイオの杯には、野生の雄牛を捕らえる場面が金の浮き彫りで表されていて、先史時代のエーゲ海の金工品の最高傑作のひとつとされています。細部はとても小さいので、じっくりご覧ください。

3. キクラデスの小像とケロスの「ハープ奏者」

📍 6室 · 1階 · キクラデス・コレクション · 紀元前3200〜2000年

大理石のキクラデスの小像は、小さくて簡素ですが、ひと目見た印象よりずっと洗練されています。モディリアーニ、ブランクーシ、ピカソに影響を与えたのも納得です。見ておきたいのは、三角形のハープを奏でる座った男性像「ハープ奏者」と、アモルゴス島出土の高さ1.5mの大きな女性像です。この部屋は人も少なく、彫刻の展示室へ進む前のひと休みにちょうどいい場所です。

4. テラのアクロティリのフレスコ画

📍 48室 · 2階 · テラ・コレクション · 紀元前1600年ごろ

テラ島のアクロティリ:「エーゲ海のポンペイ」

テラ島の火山の噴火で、先史時代の町アクロティリは火山灰に埋もれ、驚くほど鮮やかな壁画がそのまま残されました。「ボクシングをする子どもたち」「カモシカ」、ユリとツバメが描かれた「春」のフレスコ画からは、色彩豊かで海とともにあるエーゲ海の世界が見えてきます。青銅器時代とは思えないほど、親しみを感じる光景です。展示室は暗くてひんやりしているので、暑い日の立ち寄り先にもぴったりです。

5. 線文字Bの粘土板

📍 5室 · 1階 · ミケーネ・コレクション · 紀元前1450〜1200年

クレジットカードほどの大きさのものもある小さな粘土板に、解読されたものとしては最古のギリシャ文字が刻まれています。ピュロス、ミケーネ、テーバイのミケーネ時代の宮殿で、会計記録に使われた音節文字です。残ったのはまったくの偶然でした。宮殿が焼け落ちたとき、乾燥しただけの粘土が焼き固められ、事務的なメモが後世に伝わったのです。1952年にマイケル・ヴェントリスが解読したことで、ギリシャ語の歴史は約700年さかのぼりました。

6. スニオン岬のクーロス

📍 8室 · 1階 · アルカイック期の彫刻 · 紀元前600年ごろ

先史時代の展示室から彫刻の展示室へ進むと、高さ3mのスニオン岬のクーロスが、アルカイック期の人物像のもっとも厳格な姿を見せてくれます。正面を向いてまっすぐ立ち、おなじみの「アルカイック・スマイル」を浮かべ、体は簡潔な線でまとめられています。スニオン岬のポセイドン神域に奉納されたものです。このあとの部屋で青銅像に出会ったら、この像を思い出してください。わずか150年でギリシャ彫刻がどう変わったのかがよくわかります。

7. アルテミシオンの青銅像(ゼウスかポセイドンか)

📍 15室 · 1階 · クラシック期の彫刻 · 紀元前460年ごろ

1926〜1928年に、エヴィア島のアルテミシオン岬沖の沈没船から引き上げられました。高さ2.09mの青銅の体は、まさに投げようとする瞬間をとらえています。開いた手にはかつて雷霆か三叉の戟が握られていたため、ゼウスともポセイドンとも呼ばれています。この像の価値が非常に高い理由は単純で、ギリシャの青銅の原作はほとんど残っていないからです。多くは後の時代に金属として溶かされてしまいました。15室の主役であり、館内でいちばん写真を撮られている像です。

8. マラトンの少年

📍 28室 · 1階 · クラシック期の青銅像 · 紀元前340〜330年ごろ

こちらも青銅の原作で、1925年にマラトン沖の海から見つかりました。若い競技者はわずかに体を傾けて立っていて、もとは何かを手にしていましたが、それは残っていません。円盤か、ランプだったのかもしれません。プラクシテレスの周辺の作とする説も盛んに議論されてきましたが、確かなことはわかっていません。スニオン岬のクーロスのあとにご覧ください。二つの作品の隔たりから、身体と動きの関係がどれほど変わったかが見えてきます。同じ部屋には、青銅のアンティキティラの青年像もあります。

9. アルテミシオンの騎手

📍 21室 · 1階 · ヘレニズム期の彫刻 · 紀元前140年ごろ

ゼウス/ポセイドンと同じ沈没船から出た、館内でもっとも「映画的」な作品です。脚を大きく伸ばして駆ける馬に、小さな少年、おそらくアフリカ系の騎手が乗っています。破片は1928年と1936〜37年の2回に分けて引き上げられ、群像として組み立てられたのは1972年のことでした。馬の高さは2.90m、子どもはわずか84cmで、スケールの対比が動きをいっそう際立たせています。21室でいちばん長く見入ってしまう作品でしょう。

10. アンティキティラ島の機械

📍 38室 · 1階 · 金工コレクション · 紀元前2〜1世紀

アンティキティラ島の機械は、この博物館を訪れる大きな理由のひとつです。世界で現在知られている最古のアナログ計算機とされています。歯車を備えた青銅の装置の82の断片は、1900〜1901年にシミ島の海綿採りの潜水夫がアンティキティラ島沖の沈没船から引き上げました。太陽・月・惑星の位置、日食や月食、オリンピア競技会の日付まで計算できたといいます。これほど複雑な機械は、その後1000年以上も作られませんでした。ひと目見ただけで終わらせないでください。部屋にある復元模型や映像が、目の前のものを理解する大きな助けになります。

11. アンティキティラの青銅の「哲学者」

📍 28室 · 1階 · ヘレニズム期の青銅像 · 紀元前240〜200年ごろ

同じ沈没船から出たのが「哲学者」と呼ばれる像です。乱れた髪、あごひげ、しわ、そして見る者を追ってくるような眼差しの頭部です。誰を表しているのか(ボリステネスの犬儒派ビオンなどの説があります)は、はっきりわからなくても、この像の意義は伝わります。ここでヘレニズム美術は、クラシック期の理想的な若者像を離れ、顔のもつ心理的な深みにずっと強く目を向けています。

12. ディピュロンのアンフォラ

📍 49室 · 2階 · 陶器コレクション · 紀元前760〜750年ごろ

2階の陶器コレクションの入口にある、高さ1.55mのディピュロンのアンフォラは、幾何学様式を記念碑的な規模で見せてくれます。蛇行文の帯、並ぶ動物たち、そして首の部分には、亡くなった女性が横たえられ、弔う人々が頭を抱えている場面が描かれています。ケラメイコスのディピュロン墓地で墓標として使われていたものです。「有名どころ」から離れ、陶器がどれほど力強いかを思い出させてくれるので、最後に立ち寄る一点としておすすめです。

🎁 おまけ:時間があればもう8点

  • アリストディコスのクーロス(13室、紀元前500年ごろ)— クラシック様式の一歩手前の作品。
  • エレウシスの大浮き彫り(14室、紀元前440年ごろ)— デメテル、ペルセポネ、トリプトレモスを、盛期クラシックの様式で表しています。
  • ヘゲソの墓碑(18室、紀元前410年ごろ)— アテネでもっとも優しさにあふれた墓碑です。
  • ヴァルヴァキオンのアテナ(20室)— フェイディアスの黄金と象牙のアテナ・パルテノスにもっとも忠実な模刻です。
  • アフロディテ、パン、エロス(30室、紀元前100年ごろ)— デロス島出土の、館内でいちばんユーモラスな彫刻です。
  • メロス島のポセイドン(30室、紀元前130年ごろ)— 堂々としたヘレニズム期の神像です。
  • エジプト・コレクション(40〜41室)— ミイラや石棺があり、ディミトリウ(1880年)とロストヴィッツ(1904年)の寄贈による、エジプト国外でも屈指のエジプト・コレクションです。
  • キプロス・コレクション(2階64室)— 約850点を収め、キプロス国外ではもっとも充実したキプロス・コレクションです。

📜 博物館の歴史と、戦争中に彫像を守った話

国立考古学博物館は、ギリシャ政府が最初に設立した博物館で、1829年に当時の首都だったエギナ島に置かれたのが始まりです。1834年にアテネへ移り、テセイオン、ハドリアヌス図書館、風の塔、大学など、いくつかの建物を経て、ようやくパティシオン通りに自前の建物を得ました。19世紀の発掘(ミケーネ、スニオン、エピダウロス、デロス、アンティキティラ)によってコレクションは急速に増え、1932〜1939年にはG. ノミコスによる東翼が加わりました。

1940年11月:博物館は宝物を「埋めた」

ギリシャが第二次世界大戦に入ってわずか数日後、博物館の管理者に、すべての古代遺物を隠すよう命令が下りました。半年のあいだ、考古学者、修復士、警備員、作業員が昼夜を問わず働きました。大理石の像は、展示室の床そのものに掘った溝に埋められ、砂とコンクリートで覆われました。青銅器と陶器は57個の木箱に詰められ、エネアクルノスの洞窟とフィロパポスの丘のいわゆる「ソクラテスの牢獄」に隠され、ミケーネの黄金の宝物はギリシャ銀行の金庫室へ運ばれました。占領下では、ドイツ軍が自軍の兵士のために103体の彫像を立て直すよう要求しましたが、館長のクリストス・カルーゾスとセムニ・カルーゾウは拒みました。1944年12月のデケムヴリアナ(12月事件)の戦闘では屋根に迫撃砲弾が当たりましたが、埋められた大理石は無傷でした。掘り出しは1946年6月に始まり、それを見守った詩人ゲオルギオス・セフェリスは「復活の舞」と語りました。博物館は1947年から少しずつ再開しました。

1999年の地震で被害を受け、オリンピックに先立つ2002〜2004年に大規模な改修が行われました。コレクションは2009年までに順次再開され、展示と照明も一新されています。ここに入っていた貨幣博物館は、パネピスティミウ通りにあるシュリーマンの邸宅イリウ・メラトロンへ移りました。庭の地下に、デイヴィッド・チッパーフィールド設計の大規模な増築を行う計画が、今後数年のうちに予定されています。完成すれば、展示面積はほぼ2倍になります。

🕐 2026年の開館時間

期間水曜〜月曜火曜
冬季
2025年11月16日〜2026年5月3日
08:30 – 15:30
最終入場 15:00
13:00 – 20:00
最終入場 19:30
夏季
2026年5月4日〜11月15日
08:00 – 20:00
最終入場 19:30
13:00 – 20:00
最終入場 19:30
  • 休館日:1月1日、3月25日、5月1日、正教会の復活祭の日曜日、12月25日・26日。
  • 火曜日は開館が遅く(13:00)、閉館は一年を通して20:00です。冬に午後からゆっくり見学したい方には、いちばん狙い目の日です。
  • 開館時間は毎年変わります。出発前に博物館の公式ページでご確認ください。

🎟️ チケットと無料日

€20

一般料金(通年同額)。

€10

割引料金:65歳以上のEU市民、EU域外の学生、失業者カード所持者など。身分証が必要です。

無料

EU圏の25歳までの子どもと若者、EU域外の5歳までの子ども、付き添いの方を含む障がいのある来館者、EUの学生。

電子チケットはtickets.hh.gr(Hellenic Heritage)で発行されます。時間枠の指定はなく、選んだ日であればいつでも有効なので、窓口の列に並ばずに済みます。入口には窓口もあります。このチケットはアクロポリスの共通券には含まれていません(詳しくは共通券のガイドをご覧ください)。

📅 入場無料の日

  • 3月6日(メリナ・メルクーリの命日)
  • 4月18日(国際記念物遺跡の日)
  • 5月18日(国際博物館の日)
  • 9月の最終週末(ヨーロッパ文化遺産の日)
  • 10月28日
  • 11月1日から3月31日までの毎月第1・第3日曜日

くわしくは記事2026年アテネの博物館の無料入場日をご覧ください。

🚇 行き方

住所:Patission (28is Oktovriou) 44, 106 82 Athens · Google Maps · 電話 +30 213 214 4800

🚶
Angel Athens(Ioulianou 50)から
徒歩8分です。Ioulianou通りからパティシオン通りに出て右へ進むと、ポリテクニオを過ぎてすぐ左側に博物館があります。道順は、記事ヴィクトリアからの徒歩ルートでステップごとにご覧いただけます。
🚇
地下鉄
1号線(グリーン)「ヴィクトリア」駅から徒歩8分。2号線(レッド)「オモニア」駅から徒歩12分。シンタグマからはオモニアまで2駅です。
🚌
バス・トロリーバス — 停留所「Polytechneio」は博物館の目の前です
バス:Β5, Α6, Β6, Ε6, Α7, Β7, Ε7, Α8, Β8, Α12, Β12, Γ12, Ε12, 022, 035, 046, 060, 200, 224, 605, 608, 622。
トロリーバス:2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 11, 13, 14。
✈️
空港から
地下鉄3号線でシンタグマかモナスティラキまで行き、オモニア方面・ヴィクトリア方面に乗り換えます(約50分)。X95のバスでシンタグマまで行く方法もあります。

📍 Angels Athensから国立考古学博物館へ

Iouliánou 50のアパートメントからの道のりをひと目で確認できます。地図はドラッグして動かし、拡大すると細かい部分まで見られます。

Angels Athens · Iouliánou 50 国立考古学博物館

♿ バリアフリー情報

  • バリアフリー入口:Vas. Irakleiou通り側(ファサードの右手の脇道)に専用の入口があります。前庭からスロープで行くか、Vas. Irakleiou通りの歩道から直接入れます。正面入口には段差があります。
  • 1階と2階はエレベーターでつながっています(移動に不自由のある方が優先です)。1階の展示室は平らで、小さな段差がわずかにあるだけです。
  • 車椅子は、入口のスタッフに借りられますが、数に限りがあります。事前に電話で確認しておくと安心です(+30 213 214 4800)。
  • 1階にはバリアフリートイレがあります。無料Wi-Fiと、リュックを預けるクロークもあります(大きなリュックは預ける必要があります)。
  • 博物館では、移動や聴覚に障がいのある方向けのデジタル・バーチャルツアーを提供しています。視覚に障がいのある方には、事前の予約で触れて楽しむツアーも行われています。
  • 入場料:障がいのある来館者と同伴者1名は、該当する証明書を提示すれば無料です。

☕ 庭のカフェ「O Kipos tou Mouseiou」

このあたりでも、あまり知られていない名所のひとつです。博物館のカフェは中庭にあり、木陰のテーブルが古代建築の断片や、新たに700種の植物を植え替えた植栽のあいだに並びます。何より嬉しいのは、カフェへの入場は無料で、チケットが要らないことです。大階段の右手にある脇の入口から入ります。営業時間は博物館と同じで、夏の間は延長されます。

メニューは、スペシャルティのエスプレッソとフレド、フレッシュジュース、サラダ、サンドイッチ、パイ、小皿料理、グラスのギリシャワインなど。博物館のカフェとしては手頃な価格です(コーヒー3〜4ユーロ、料理7〜14ユーロ)。国際博物館の日、8月の満月、ヨーロッパ文化遺産の日といった文化省の催しの際には、美術展や音楽の夕べも開かれます。カフェについては、O Kipos tou Mouseiou:国立考古学博物館の庭でコーヒーをで詳しくご紹介しています。

🛍️ ミュージアムショップ

ミュージアムショップは、改装して新しい運営体制となり、2025年8月に再オープンしました。営業日と営業時間は博物館と同じです。博物館公式の出版物や図録、展示品の忠実なレプリカ(キクラデスの小像、さまざまなサイズのアガメムノンのマスク、アンティキティラ島の機械)、コレクションにちなんだジュエリーや良質なお土産が揃っています。プラカの観光客向けのお店よりも、意味のあるお土産選びに向いています。

⏳ 所要時間の目安:3つのモデルコース

90分 — ハイライトコース

アガメムノンのマスク(4室)→ キクラデス(6室)→ スニオン岬のクーロス(8室)→ ゼウス/ポセイドン(15室)→ 騎手(21室)→ マラトンの少年(28室)→ アンティキティラ島の機械(38室)。すべて1階で、無理のない順序でめぐれます。

3時間 — おすすめ

12点すべてをゆったりしたペースで見て、彫刻のおまけ作品、テラのフレスコ画(48室)、2階の陶器も加えます。途中で庭のカフェに立ち寄って休憩しましょう。

5時間以上 — 博物館をまるごと

エジプトとキプロスを含む6つのコレクションすべてを見て、庭でランチも楽しみます。2回に分けて訪れるのもおすすめです。宿から歩いて8分ですから。

💡 キャシーからの10のヒント

  1. 朝早く、または火曜日の午後に行きましょう。クルーズ船のグループは10:30〜13:00に到着します。08:30なら、マスクをほぼ独り占めできます。
  2. 先史時代の展示室(3〜6室)から始め、彫刻を時計回りに進みましょう。そうすると、美術を年代順に見られます。
  3. 入る前にフロアプランをダウンロードしておきましょう(namuseum.grのPDF)。館内はまるで迷路です。
  4. フラッシュなしの撮影は可能です(個人利用に限ります)。三脚や自撮り棒は使えません。彫像のまねをしてポーズをとるのも、スタッフに止められます。
  5. 大きなリュックはクロークへ(無料)。持ち込むのはスマートフォンと水だけにしましょう。
  6. 特に4〜10月は、tickets.hh.grで電子チケットを買って、列を避けましょう。
  7. カフェにはチケットが要りません。博物館を見学しない日でも、庭でコーヒーを飲むためだけに立ち寄れます。
  8. お子さま連れなら:アンティキティラ島の機械、騎手、青銅像、エジプトのミイラに絞りましょう。1時間ほどで切り上げて、アイスクリームを食べに出かけます。
  9. あわせて訪れるなら、ペディオン・トゥ・アレオス公園(徒歩5分)の散歩や、歴史あるパティシオン通りの散策がおすすめです。
  10. 特別展もチェックしましょう。すばらしい内容のことが多く、チケットに含まれています。

🏠 Angel Athensから

国立考古学博物館は、ヴィクトリアに泊まる大きな魅力です。Ioulianou 50から歩いて8分。地下鉄もタクシーも要りません。だから2回に分けて見学したり、庭にコーヒーを飲みに戻ったり、展示室が空く火曜日の午後に出かけたりできます。団体客が来る前の朝なら、起きてから10分で入口に着きます。写真つきの道順はヴィクトリアから10分で行く国立考古学博物館で、周辺の見どころは博物館カテゴリーでご覧いただけます。

❓ よくある質問

国立考古学博物館のチケットはいくらですか?

通年、一般20ユーロ、割引10ユーロです。EU諸国の25歳までの子どもと若者、付き添いの方を含む障がいのある来館者は無料で、入場無料の日(3月6日、4月18日、5月18日、9月の最終週末、10月28日、11月〜3月の第1・第3日曜日)は誰でも無料です。

開館時間は?

冬季(11月中旬〜5月初め)は水曜〜月曜が08:30〜15:30、火曜が13:00〜20:00です。夏季(5月〜11月中旬)は水曜〜月曜が08:00〜20:00、火曜が13:00〜20:00です。最終入場は閉館の30分前です。休館日は1月1日、3月25日、5月1日、復活祭の日曜日、12月25〜26日です。

見学にはどのくらいかかりますか?

1階のハイライトなら90分、2階も含めてひととおり見るなら3時間、6つのコレクションすべてを見たい場合は5時間以上かかります。近くに泊まっているなら、2日に分けるほうが楽しめます。

アンティキティラ島の機械だけを見に行く価値はありますか?

科学や技術の歴史に関心のある方なら、あります。ひと目では、もっとも見栄えのする展示ではないかもしれません。でも、その機械が何をしていたのかがわかるほど、すごさが伝わってきます。38室の復元模型がとても参考になります。

子ども連れでも見学できますか?

できますが、ルートは短めにしましょう。小さなお子さまには、わかりやすい展示を選ぶのがおすすめです。機械、アルテミシオンの騎手、キクラデスのハープ奏者、エジプトのミイラ、青銅像などです。休憩には庭のカフェがぴったりです。全部を見ようとするとすぐに疲れてしまいます。

車椅子で入れますか?

はい。Vas. Irakleiou通りにスロープのある専用入口があり、2階へはエレベーター、バリアフリートイレもあります。障がいのある来館者と同伴者は入場無料です。

写真撮影はできますか?

はい、個人利用でフラッシュなしであれば可能です。三脚、プロ用機材、商業利用には許可が必要です。展示品のまねをしてポーズをとることは禁止されています。

チケットなしでカフェに行けますか?

はい。博物館の開館時間内であれば、大階段の右手にある脇の入口から、カフェと庭に無料で入れます。

アクロポリスとオモニアでは、どちらが近いですか?

オモニアです。オモニア駅から北へ歩いて約12分、ヴィクトリア駅からなら8分です。アクロポリスからは、中心部を抜けて徒歩30〜35分。地下鉄2号線なら、アクロポリ駅からオモニア駅まで3駅です。

参考資料:

展示室とカフェの写真は、私たち自身の訪問で撮影したものです。ビデオツアーの著作権は、YouTubeの制作者に帰属します。

— キャシー